住宅建築には土地探しが欠かせません。
「あそこに家を建てたい」「もっと良い土地ないかな?」など、土地探しの方法もさまざまです。
納得いく土地探しに必要な流れや期間、お気に入りの土地を迅速に探すためのポイント知りたくありませんか?
そこで今回は、土地探しの帰還や流れ、失敗しないためのコツを詳しく解説します。
土地探しに必要な期間は4ヶ月~12ヵ月程度が目安です。
ここでは、土地探しの流れと期間の目安を解説します。
最初に以下のような「どんな暮らしをしたい」を具体的にイメージしていきましょう。
箇条書きで書くと優先順位が明確になるのでオススメです。
住みたい土地や暮らしがイメージできたら、条件にマッチした土地を探していきます。
土地探しの方法の例をあげてみました。
インターネット検索では、土地を探しているエリアの相場やどんな土地があるのか大まかに調べたい時にオススメです。
本気で土地を探すなら不動産会社やハウスメーカーに相談しましょう。
ちなみに、土地情報がインターネットやチラシに掲載された時点で、良い土地はほぼ売れている場合が多いんです。
そのため、良い土地が見つかった時点で不動産会社やハウスメーカーの営業に情報が行きわたっているのです。
土地と建物の予算のバランスを明確にするために、土地探しはハウスメーカーに相談するのがオススメです。
「土地は不動産会社・建物は住宅会社」など別々の会社で進めてしまうと、購入した土地が高額で建物に予算を回せなかったり希望の建物が建てられない土地だった場合も。
「土地のことは不動産会社に」と思っている方も多いですが、ハウスメーカーでも同じように対応できます。
自分達で土地を見つけた場合は、土地購入を仲介してくれる不動産会社やハウスメーカーを決めましょう。
最初から不動産会社やハウスメーカーに土地探しを依頼している場合は、そのまま土地の売買契約を進めます。
ちなみに、土地探しの期間は「条件にマッチした土地に出会えるかどうか」「決断できるかどうか」で大きく変わってきます。
長い場合では1年~3年程掛けて土地を探す方もいますし、何年経ってもお気に入りの土地が見つからないという方もいます。
土地探しをスムーズに進める3つのポイントを解説します。
土地の購入は高額費用がかかる大きな決断です。
「もしかしたらもっといい土地に出会えるかも」など決断に困ることもあるでしょう。
しかし、そう考えているとキリがなくいつまでも決められないこともあり得ます。
そうならないように、「いつまでに土地を購入する」と期限を決めておくと安心です。
希望条件の優先順位を付けることもポイントです。
絶対に譲れない条件以外は、時には優先順位に沿って妥協することも必要です。
100%ではなく80%程度の土地なら購入すべきライン。
「もう少し待ったら『掘り出し物件』が出てくるかも?」と思うかもしれませんが、土地に掘り出し物はありません。
ある程度希望に沿った土地を見つけたら、すぐに購入を決定しましょう。
併せて、家族で住みたい場所を話し合っておくと安心です。
通勤や通学に便利な駅近
緑に囲まれた自然豊かな場所
幹線道路から離れているなど静かな環境
毎日の買い物施設が近い場所がいい
公園や学校が近く子どもに負担が少ない場所
土地と建物に掛けられる予算も把握しておきましょう。
「いくらの土地なら購入できるか」などを明確にしておくと、良さそうな土地を見つけたらすぐ購入できます。
良い土地を見つけたらすぐに購入できるように、土地購入の予算は明確にしておきましょう。
それでは、土地探しが終わった後の流れを解説していきます。
住宅ローンを利用する場合は早めに事前審査を完了させておきましょう。
土地購入費用も住宅ローンを利用したい場合は、土地と工事で決済のタイミングが違うので住宅ローン実行までつなぎ融資を利用することが大半です。
しかし、どの金融機関でもつなぎ融資ができる訳ではないので、住宅ローン選びの段階で利用ができるか確認しておきましょう。
土地を決めたら買付証明書を提出して1週間~2週間後には仮契約を締結します。
売買代金10%程度の手付金を支払うと、実質的には本契約と同等の効力を持ちます。
この後に解約すると違約金が発生するので注意が必要です。
住宅の大まかなプランを立てた後は、希望の家が建てられるか敷地と地盤を調査します。
敷地調査:敷地の方位や前面道路の位置などを調査
地盤調査:地盤の固さや特徴などを調査
双方とも、住宅設計や基礎作りには重要なデータです。
不動産会社から重要事項説明を受けた後で、不動産売買契約を結びます。
土地購入費は自己資金で残金を支払う・住宅ローン実行時までつなぎ融資を受けるかが一般的です。
ご自分の状況に合った方法で手続きを進めましょう。
土地の所有権保存登記をします。
自分で手続きすることも可能ですが、司法書士などに依頼するのが一般的です。
デザインや間取り、設備などの住宅プランを決定して建築請負契約を結びます。
住宅ローンを利用する場合は、こでで本申請を進めていきます。
打ち合わせや契約が済むと工事が始まります。
工法や間取りによっても違いますが、工事期間は3ヶ月~6ヵ月程度が一般的。
業者によっては進捗状況を報告してくれるので、気になる場合は問い合わせてみましょう。
住宅が完成したら完了検査と立会い確認を行ないます。
不具合がないかどうか確認して、問題なければ引渡完了と入居です。
なお、同時に住宅ローンが実行されて残金が決済されます。
今回は土地探しの期間や流れ、失敗しないコツを解説しました。
土地探しは時間が掛かるので、しっかりと計画を作って取り組むことがポイント。
一生に一度の買い物の住宅購入を、この記事を参考にしてスムーズに進めてみませんか?