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2025.11.28
注文住宅 資金計画 その他

【2025年版】熊本県で注文住宅を建てる際の費用相場を解説|建築会社選びのポイントも紹介

情報更新日:2025年11月28日
初回投稿日:2024年12月11日

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目次

 

注文住宅を建てるためには、複数のハウスメーカーや工務店を検討したうえで信頼できる会社と請負契約を締結することが重要です。

しかし、数あるハウスメーカーや工務店のなかから1社に絞り込むのは簡単ではありません。

また、土地探しと新築をまとめて依頼するとなると、物件の情報収集力や取引実績も大きく関わってきます。

理想の注文住宅を建築するためには、ハウスメーカーと工務店の特徴および土地探しのサポート体制などを知るといった、家づくりに対する信頼性の確認が必要です。

そこで今回の記事では、ハウスメーカーと工務店の違いを中心に、土地探しに関する情報などを解説します。
 

熊本で注文住宅を建てる際の費用相場

注文住宅を建てる際の費用相場のイメージ画像

熊本県で注文住宅を建てる際、まず把握しておくべきなのが総額の費用相場です。注文住宅の費用は、大きく「土地価格」「建築費用」「諸費用」の3つに分かれており、無理のない資金計画を立案するためにも、これらの相場を理解することが欠かせません。それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

土地価格の相場

熊本県の住宅地で最も地価が高いのは熊本市中央区で、2025年の公示価格は1㎡あたり126,717円、坪単価に換算すると約41.8万円となっています。一方、阿蘇市や菊池市などの郊外エリアでは、坪単価5万円〜6万円台で土地を見つけることも可能です。(※1)

 

一般的に40坪の土地を確保する場合、熊本市内では1,500万〜2,000万円程度、郊外エリアでは200万〜500万円程度で購入できる計算になります。熊本県内でもこれだけ相場に差があるため、通勤や子育て環境を考慮しながら、予算に合ったエリアを選定しましょう。

 

2024年の不動産に関する景気動向指数は、TSMC関連の影響により熊本市近郊、特に菊陽・合志・大津等で上限値に近い数値で高止まりしており、その余波が他地域にも影響を及ぼし熊本県全般で上昇が見られます。(※2)

 

今後も菊陽・合志・大津・熊本市の人口増加が見込まれるため、地価の上昇や需要の拡大も考えられます。住宅の建築や土地の購入を検討するのであれば、価格がさらに上昇する前の今がおすすめのタイミングです。

 

(※1)参考:地価公示 2025年 熊本県

(※2)参考:FFG|TSMC進出に伴う熊本【九州】への波及効果について

建築費用の相場

国税庁が公表している地域別・構造別の工事費用表によると、熊本県における1㎡あたりの費用目安は以下のとおりです。(※3)

 

  • 木造:217,000円

  • 鉄骨鉄筋コンクリート造:334,000円

  • 鉄筋コンクリート造:338,000円

  • 鉄骨造:314,000円

 

住宅金融支援機構の「2024年度 フラット35利用者調査」によると、注文住宅の建築にかけた所要資金は全国で平均3,936万円で、住宅面積は118.5㎡となっています。熊本県の工事費用における木造で、住宅面積118.5㎡で計算してみると、約2,570万円という結果になります。簡易的な計算ですが、全国平均よりも安く建築できる可能性が高いでしょう。

 

ただし、近年はウッドショックや円安の影響による資材費の高騰、建設業界の人手不足による人件費上昇などが建築費を押し上げる要因となっています。(※4)

 

建築費用は依頼するハウスメーカーやデザイン、設備の内容によって大きく変わるため、複数社を比較検討することが大切です。

 

(※3)参考:国税庁|地域別・構造別の工事費用表(1m2当たり)【令和7年分用】

(※4)参考:一般社団法人日本建設業連合会|建設工事を発注する民間事業者・施主の皆様に対するお願い(2025年9月版)

諸費用の目安

注文住宅を建てる際には、土地代と建築費以外にさまざまな諸費用が必要になります。主な内訳は、以下のとおりです。

 

  • 登記費用

  • 住宅ローンの手数料

  • 火災保険料

  • 地盤調査費用

  • 外構工事費 など

 

これらの諸費用は一般的に総費用の10%程度が目安となり、総額3,000万円の住宅の場合は300万円程度を見込んでおく必要があります。また、引っ越し費用や仮住まい費用、家具家電の購入費なども別途必要になります。予期せぬ出費で資金繰りに困ることがないよう、余裕を持った資金計画を立てることが大切です。

熊本で注文住宅を建てる際の依頼先

いえづくり(注文住宅を建てる)の際の依頼先イメージ画像

注文住宅を建てる際の依頼先には、ハウスメーカーと工務店の2つの選択肢があります。
それぞれに特徴やメリット・デメリットがあり、予算や理想とする家づくりのスタイルによって最適な選択肢は異なります。
両者の特徴を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

ハウスメーカーの特徴

一般的にハウスメーカーと呼ばれる住宅会社は、テレビなどのメディアを利用した広告戦略を積極的に行う全国規模の大手から、地元で手広く展開する地域密着型まで、その規模や事業の幅は多種多様です。

住宅展示場やモデルハウスを介して集客するスタイルも、大手のハウスメーカーならではといえます。

人材も豊富であり、なにより「あのハウスメーカーで建てた家」という安心感や信頼性には、ゆるぎないものがあります。

その一方で、住宅専門の企業とはいえ注意点もあるため、特徴を正しく理解することが重要です。

 

ブランドに裏打ちされた豊富なプラン

ハウスメーカーは大規模に事業展開している会社が多いため、豊富な建築実績にもとづいたプランを提案してくれるという特徴があります。

これまで建築してきた実績によるノウハウに加え、トレンドを意識したプランの提案ができるという強みがあるといえます。

ブランドも確立されているため、せっかく新築するなら大手でと考える人は少なくありません。

ハウスメーカーごとに強みを反映したラインナップがあるため、注文住宅を新築するうえで優先したい、あるいは興味のある仕様を基準に検討するとよいです。

ちなみに規格住宅のプランも豊富で、注文住宅並みに自由度の高い対応が可能なケースも出てきています。

標準化された施工と品質管理の安定性

熊本県内のどのような地域であっても一定の品質が担保されたうえ上での建築が可能なのが、ハウスメーカーを選ぶメリットです。

仕様として特別な対応が求められる寒冷地や海岸沿いという立地だとしても、イメージどおりの住宅を建築することができます。

ハウスメーカーは徹底した部材や工法の標準化と品質管理を実施しているため、地域特性や職人の技術で住宅の品質が左右されることはなく、満足度の高い住宅を常に提供できるレベルを維持しています。

さらに資材の調達から自社工場での部材加工に至るまで、品質だけでなくコストの削減も実現し、また工期が安定しているため、計画どおりに進みやすいという安心感も魅力です。

注文住宅は、完成してみなければイメージしたとおりに建築されたのか途中で確認することも難しいことから、ハウスメーカーは標準化と品質の安定化に力を入れています。

高価格帯で柔軟性に限界

高品質で技術力が高く魅力的な提案をしてくれるハウスメーカーですが、その分、価格は高めに設定されていることも多く、予算次第では土地費用への配分とのバランスが難しい点が懸念材料です。

仮に総額で3,000万円を想定していたとして、土地については立地や広さなど条件にもよりますが、1,000万円前後で見つけられたならば、2,000万円を住宅に振り分けることができます。

立地の優先順位が高い場合は、資金計画の見直しが求められるリスクがあり、住宅プランや建物面積の変更も検討する必要があります。

ハウスメーカーによってはローコストプランも用意されていますので、予算が合わない場合は営業担当者へ相談がおすすめです。

品質を一定にするために厳格な建築ルールが設定されているハウスメーカーでも、間取りや外観の自由度は、柔軟に対応できるケースが多いです。

ハウスメーカーで注文住宅を建てる前に、熊本県内で好条件の土地を確保することが先決といえます。

 

 

工務店の特徴

工務店はハウスメーカーと異なり、全国各地に営業所はなく地域に根付いたサービス展開が多いです。

そのため、工務店の本社から離れている地域では対応が難しいケースもありますが、工務店独自の魅力や強みがあります。

ハウスメーカーとの違いを理解することは、選択肢を広げるためにも損ではありません。

この章では工務店の特徴について解説しますので、前述したハウスメーカーと併せてチェックしてください。

 

オーダーメイドの対応力と地域密着の経営

工務店の魅力は、こだわり抜いたオーダーメイドでの家づくりです。

一般的にハウスメーカーほど建築棟数は多くないですが、社長以下スタッフとのコミュニケーション時間が濃密であり、サービスや提案、完成した住宅の満足度は非常に高くなる傾向です。

また地域密着型の経営であるため地元を知り尽くしており、土地勘だけでなく暮らしのアドバイスにも独自ノウハウが盛り込まれています。

地域貢献に力を注いでいる会社も多く、工務店の経営姿勢や家づくりの方針に共感を得て、注文住宅の建築を任せたいという動機での新築依頼も少なくありません。

 

独自性のあるデザインや小回りの利く対応

営業や設計士の自由度が高いため、顧客の要望に応えやすく、さらにプロならではの提案を受けられるのが工務店の強みです。

たとえば、ハウスメーカーのなかには壁紙の種類を限定しているケースもありますが、工務店であれば建材の選択肢にほぼ制限はなく豊富なため、顧客の要望を優先した家づくりが可能になります。

そのため、打ち合わせを重ねるごとに、理想の住宅のカタチが見えてくることの楽しさがあり、一緒に家を作っている実感が得られます。

さらにハウスメーカーよりも予算を抑えやすいことから、予算と要望のバランスを取りやすいという点もメリットです。

 

ノーブランドで保証体制にばらつき

工務店はハウスメーカーほど、一般的には知名度が高くありません。

そのため、に実態を知る機会は決して多いとはいえず、信頼して任せていいかの判断が難しいのが現実です。

小規模な工務店であれば、どうしても倒産リスクを無視できません。

新築中に工務店が倒産ということは考えたくありませんが、少なくともアフターサービスや保証の面ではシビアな目で見ることは求められます。

独自に提供しているサービスは何か、保証体制はどうなっているのか、設備の故障やメンテナンスの費用負担など、住宅の維持管理については必ず確認したいところです。

工務店が掲げている保証は残念ながら対応の幅にばらつきが多く、注文住宅の建築を依頼・契約するうえで、後悔することのないよう事前にしっかりと取り決めを行うことをおすすめします。

また注文住宅の実績については、ハウスメーカーの下請け工事ではなく、完全自社施工の物件で判断するようにします。

工務店に自社施工で新築依頼するには、熊本県での土地探しからスタートしましょう。

熊本で注文住宅を建てる際の会社選びのポイント

注文住宅を建てる際の住宅会社選びのポイント

ハウスメーカーと工務店のどちらを選ぶにしても、注文住宅を建てるためには土地を探す必要があるため、土地探しのサポート体制も抑えておきたい重要な要素です。

ハウスメーカーと工務店のどちらを選ぶにしても、信頼できる会社を選ぶためには、以下のようなポイントに注目して選ぶことが大切です。

  • 施工実績と熊本での建築棟数

  • 予算に合わせた資金計画の提案力

  • 設計の自由度とプランの豊富さ

  • 土地探しのサポートの有無

  • 引き渡し後のアフターサービスの内容

それぞれの項目を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

施工実績と熊本での建築棟数

住宅メーカーを選ぶ際は、熊本県内での施工実績と建築棟数を確認することが重要です。年間の建築棟数が多い会社は、地域特性や地盤の性質に精通しており、熊本特有の気候や地形に適した住宅づくりのノウハウを持っているケースが多いからです。

 

また、施工実績が豊富な会社は協力業者とのネットワークも確立されており、品質の安定性や工期の遵守にも信頼が置けます。ホームページや資料請求で具体的な施工事例を確認し、自分の理想に近い住宅を建てた実績があるかチェックしてみましょう。実際に建てた住宅の写真や顧客の声を見ることで、その会社の技術・デザイン力を判断する材料になります。

予算に合わせた資金計画の提案力

単に住宅の特徴をアピールしたりプランを提案したりするだけでなく、顧客の予算と希望を踏まえて、現実的な資金計画を立案してくれるかも住宅会社選びで重要なポイントです。また、住宅ローンの返済シミュレーションや利用可能な補助金制度について、根拠となる数値や事例を交えてわかりやすく説明してくれる会社であれば安心して任せられるでしょう。

 

注文住宅は住む人の理想を形にしやすいですが、子どもの成長や将来の修繕費など、長期的にかかる支出も見据えて慎重に検討することが大切です。もし第三者の意見を取り入れたい場合は、ファイナンシャルプランナーに相談するのもおすすめです。現在の収入だけでなく、教育費や老後資金を踏まえたうえで、無理のない返済計画を一緒に立ててくれます。

設計の自由度とプランの豊富さ

注文住宅の大きな魅力は、自分たちの理想を形にできる自由度の高さにあります。ただしハウスメーカーによっては、コスト削減のために間取りや仕様があらかじめ規格化されており、設計の自由度が制限される場合もあります。

 

一方、工務店では完全自由設計が可能なケースが多く、細部までこだわりを反映しやすいのが特徴です。モデルハウスや施工事例を見学し、デザインの幅広さや提案力を確認してみることをおすすめします。ライフスタイルや好みを、どこまで柔軟に反映できるかを事前に把握しておくことが大切です。


 

土地探しのサポートの有無

土地の情報を持っているのは不動産会社です。

そのため、土地探しは不動産会社に依頼するのが一般的ですが、ハウスメーカーや工務店は多かれ少なかれ不動産会社と提携しているため、希望条件に合った土地を紹介してもらうこともできます。

不動産会社の訪問、不動産ポータルサイトでのサーチより効率よく情報収集することができるため、紹介という手段はおすすめの方法といえます。

ただし、特定のハウスメーカーが建築する「建築条件付き土地」もあるため、土地探しは複数の方法で探すことがポイントです。

引き渡し後のアフターサービスの内容

注文住宅は建てて終わりではなく、長く住み続けるためのアフターサービスが非常に重要です。法律で義務付けられている「構造・雨漏りに関する10年保証」は最低限として、設備機器や内装部分の長期保証制度の有無も確認しましょう。また、10年以降の延長保証や定期点検の頻度・範囲が明示されているかも重要なポイントです。

 

例えば、引き渡し後の6ヶ月、1年、2年、5年、10年といった定期点検を実施し、不具合があれば迅速に対応してくれる会社であれば安心感があります。また、24時間対応のコールセンターや、地域密着型の工務店であれば担当者による直接対応など、万が一のトラブル時のサポート体制も確認しておくことが大切です。

 

長期的な視点で住宅の価値を維持するためには、アフターサービスの内容を確認してみましょう。


 

熊本で注文住宅を建てる際に建築コストを抑える3つのコツ

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注文住宅を建てる際、予算内で理想の家を実現するためにはコストを抑える工夫が必要です。
具体的なコツとして、以下の3つがあげられます。

 

  • シンプルな間取りと建物形状で建築費を削減する

  • 設備や仕様のグレードを見直して優先順位をつける

  • 複数のハウスメーカー・工務店で相見積もりを取る

 

それぞれ詳しく解説します。

1. シンプルな間取りと建物形状で建築費を削減する

建築コストを抑える効果的な方法の1つが、建物の形状をシンプルにすることです。反対に凹凸の多い複雑な形状は、外壁面積が増え材料費や施工費が高くなります。長方形や正方形のシンプルな建物形状にすることで、コストダウンが期待できます。

 

また総二階建ては、平屋に比べて基礎や屋根の面積が少なく済むため、坪単価を抑えられるのがメリットです。さらに、水回り設備であるキッチン・浴室・洗面・トイレを1か所にまとめることで、配管工事費を削減できます。シンプルな設計は建築コストを抑えるだけでなく、メンテナンス性の向上にもつながるため長期的な視点でも、住宅にかかる支出の削減につながります。

2. 設備や仕様のグレードを見直して優先順位をつける

住宅設備のグレードを見直すことで、コストダウンが可能になります。キッチンやバスルーム、トイレなどの住宅設備は、標準仕様とハイグレード仕様で価格差が大きくなる傾向があります。

 

すべてにこだわるのではなく、希望に優先順位をつけて「絶対に譲れない部分」と「標準仕様で十分な部分」を明確に分けることが重要です。住宅設備は後からグレードアップすることも可能な場合があるため、初期費用を抑えて将来的にリフォームを行う選択肢も検討してみましょう。

3. 複数のハウスメーカー・工務店で相見積もりを取る

適正価格で注文住宅を建てるには、複数社から相見積もりを取ることが不可欠です。大手ハウスメーカーだけでなく、地場の工務店も含めて見積もりを取得して比較検討しましょう。

 

熊本の相場を把握することで、極端に高い見積もりや、逆に安すぎて不安な見積もりを見極めることが可能です。見積もりを比較する際は、総額だけでなく内訳も詳しく確認し、含まれている工事内容や使用する材料のグレードをチェックすることが大切です。

 

相見積もりを取ることで価格交渉の材料にもなり、より有利な条件で契約できる可能性が高まります。ただし価格だけで判断せず、アフターサービスや保証内容、担当者との相性なども総合的に評価して最終的な判断を下すことをおすすめします。


 

熊本で注文住宅を建てる際によくある質問

注文住宅を建てる際によくある質問のイメージ画像

注文住宅を建てる際には、多くの疑問や不安が生じるものです。

熊本で注文住宅を建てる際によくある質問として、以下の3つを紹介します。

 

  • 注文住宅を建てる際の流れは決まっているのか

  • 注文住宅で利用できる補助金・助成金制度はあるのか

  • 住宅を設計する際に知っておくべきことはあるのか

 

詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

注文住宅を建てる際の流れは決まっているのか?

注文住宅を建てる流れは、一般的に以下のような流れで進みます。

 

  1. 情報収集・資金計画

  2. 住宅メーカー選び

  3. 土地探し

  4. プラン設計・見積もり

  5. 工事請負契約

  6. 建築プランの詳細決定

  7. 着工

  8. 引き渡し

 

全体の期間は9ヶ月から1年程度が目安ですが、土地探しに時間がかかる場合や、設計変更が多い場合はさらに長くなることもあります。スムーズに進めるためには、家族で希望条件や優先順位を事前に話し合い、予算を明確にしておくことが重要です。

 

また、住宅ローンの事前審査を早めに済ませておくことで、土地購入や契約のタイミングを逃さずに進められます。各ステップで必要な書類や手続きを把握しておくことで、スケジュールに余裕を持った家づくりが可能です。

注文住宅で利用できる補助金・助成金制度はあるのか?

注文住宅を建てる際には、国や自治体が提供するさまざまな補助金・助成金制度を活用できます。国の制度としては「子育てグリーン住宅支援事業」「給湯省エネ2025事業」など、省エネ住宅に対する補助金が多く用意されています。

 

また、熊本県や各市町村が独自で行う「熊本市転居費等支援金」などの補助金制度もあります。東京23区に在住または東京圏在住で23区内に通勤する方が、熊本市に移住する際には「熊本市移住支援金」という補助金が活用可能です。

 

これらの制度は年度ごとに予算が決まっており、先着順で締め切られることが多いです。そのため、早めに住宅メーカーやファイナンシャルプランナーに相談し、活用できる制度の有無を確認してみましょう。補助金を上手に活用することで、数十万円から数百万円の費用を抑えられる可能性があります。

住宅を設計する際に知っておくべきことはあるのか?

住宅を設計する際には、将来のライフスタイルの変化を見据えた間取り計画が重要です。子供の成長や親との同居、在宅勤務スペースの必要性など、5年後10年後の暮らし方を想像しながらプランを考えましょう。

 

また熊本の気候特性を考慮し、夏の暑さ対策として風通しの良い間取りや、適切な断熱性能を確保することも大切です。収納スペースやコンセントの位置など、日常生活で使う細かな部分までしっかりと検討しておくことで、住み始めてからの後悔を防げます。

 

設計段階での変更は比較的容易ですが、着工後の変更は追加費用が発生するため、納得いくまで打ち合わせを重ねることをおすすめします。注文住宅の契約を行う前に知っておくべきことを以下の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

 

関連記事

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まとめ

注文住宅を建てるためには、ハウスメーカーと工務店のどちらを選ぶのか慎重に検討する必要があります。

そのためには、それぞれの特徴を十分に把握しておきましょう。

また、土地選びを任せる場合は、希望のエリアで公開された物件をスピーディーに情報提供してもらえるかがカギとなります。

理想の注文住宅を建てるためには押さえておくポイントが多くありますが、積極的にコミュニケーションを取りながら判断していくことが重要です。

熊本県の注文住宅向けの土地探しは、リブワークのe土地netにお任せください。

また、熊本県で注文住宅を建築される方で、土地情報をお求めの方はリブワークにぜひご相談ください。

著者情報
平田 翔



大学卒業後、アパレルメーカーとブライダル関連会社でマネジメント業務を経験。その後ハウスメーカーへと転職し、3年間ほど建売住宅販売と土地仕入れ・土地調査の業務に携わる。現在は、SEOやコラムなど、不動産を中心に様々なジャンルのライターとして活動中。宅地建物取引士の資格と実務経験を活かして、不動産関連の記事は300記事以上を執筆。これまでの執筆案件は「土地売買」「不動産売却に関わる税金」「借地権」「地主と借地人」「共有持分」「リゾート会員権」など。

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