スマートフォンなどのデジタルデバイスで住宅設備や家電を通信によってコントロールし、暮らしを楽に、豊かにするライフスタイルを実現する、スマートホームが注目されています。
これからの住宅は、従来の耐久性や耐震性といった構造面だけでなく、
といった、快適さと環境にやさしい暮らしの実現が求められます。
そのためには、福岡県においても通信環境が良好で、条件の良い土地選びが重要です。
苦労して選んだ土地にもかかわらず、数年後にマンションが建築されて、通信環境が悪化したというケースは避けなければなりません。
スマートホームに適した土地選びというのは、なかなか難しいことではありますが、だからこそ経験値の高いハウスメーカーに相談することが重要です。
そこで今回は、予備知識としてスマートホームを建てるための土地探し、最適な条件などについて解説します。
スマートホームとは、家電や住宅設備を家庭内ネットワークに接続し、スマートフォンなどのデジタルデバイス、AIスピーカーによる音声などを通じて、
を実現して、生活がより快適なものになっている状態を指します。
ひとつのライフスタイルとも言えますが、イメージしやすい例としては、Amazon EchoやGoogle Homeといった有名なデバイスを使っての音声によるコントロールです。
「アレクサ、今日の天気予報は?」:Amazon Echo
「OK Google、明かりをつけて」:Google Home
このように、定型フレーズでデバイスの起動を促し、その後に操作を音声で伝えます。
スマートフォンやタブレットであれば、音声操作以外に専用アプリによる操作も可能なため、遠隔操作が実現できます。
スマートホームと混同されがちな言葉として、
があります。
スマートホームは端的に言えば、暮らしに「快適さ」と「利便性」をもたらしますが、スマートハウスはITを用いて生活に必要なエネルギー消費の管理、あるいは省エネに貢献する機能を有する住宅の意味合いが強いです。
具体例として、「HEMS(ヘムス:ホームエネルギーマネジメントシステム)」)※(第23回 再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース 資料6-2|内閣府)を導入し、エネルギー消費量を可視化して一元管理が可能な住宅を、スマートハウスと呼ぶこともあります。
HEMSは、
などが取り扱っており、その選定についてはハウスメーカーとの相談をおすすめします。
IoT(Internet of Things)住宅とは、生活する上で必要な設備が、全てネット回線で繋がっている住宅のことです。
このIoT住宅は、高速通信(5G)やWi-Fiが普及したことで開発が進み、AI(人工知能)の進歩とともに、これから導入が進んでいくと考えます。
あくまでも一例ですが、
といったことで、IoT住宅では実現可能です。
IoT住宅は、効率良く生活することを目的としていますが、スマートホームとは、意味合いがあいまいになっている面は否めません。
スマートホームを導入することで、主に、
といったメリットが挙げられます。
利便性や快適性については、前述したように、生活において自動化あるいはデバイスを通じての制御が可能となります。
思い通りに家電や設備をコントロールすることで、ストレスのない暮らしの実現に向かいます。
省エネについても効果が期待され、住宅内の照明は自動で調光することもスマートハウスでは可能です。
セキュリティ面では、カギの替わりに指紋や顔認証で開錠、留守中の訪問者については防犯カメラで録画を離れた場所でも確認可能など、より安全性を高めることができます。
まずは、スマートホーム実現のために、福岡県内の豊富な土地情報の検索から始めましょう。
快適なスマートホームの実現には、まず、通信環境の良い土地を探す必要があります。
そのためにも、どのような条件下での土地選びが重要なのかを理解し、メリットを活かすことができる立地を検討すべきです。
福岡県内には魅力的なエリアが多く、人口増も続いていることから、土地選びも必然的に競争率が高まることは想像に難くありません。
人気エリアで土地の価格が高騰する前に見つけ出すか、まだ、これから開発されるエリアを狙うか、考え方はそれぞれ。
まずは、重要となる「ネット環境」と「避けたい条件」について、情報提供します。
スマートホームの構築にあたって避けて通れないのは、高速のインターネット回線が安定して使用できることです。
ほぼ、光回線を引き込んでのWi-Fiでの運用が前提ですが、その光回線の提供事業者の選択が悩ましいところではあります。
福岡県内であれば、どのエリアでも光回線の引き込みは可能だと考えますが、事業者については、
という2択になります。
スマートホーム構築の実績があるハウスメーカーだと、非常に心強いものがありますが、管理運用のランニングコストも情報として得るようにするとよいです。
開発済みの住宅地の一角であれば、ネット環境に問題はほとんどないと言えますが、周辺に開発余地が残っていれば、一転、ネット環境が悪くなる可能性があります。
代表的なケースとして、将来、大規模なマンションや施設が建築される土地があれば、スマートホームだけでなくスマートフォンの電波受信にも影響を与えます。
すでに検討している土地があれば、大規模な建物の開発計画の有無を、ハウスメーカーや自治体に確認するとよいです。
もし、計画があるのであれば、NTTや電力会社に電波の影響について、問い合わせることも必要になってくると考えます。
また、通信の基地局から遠すぎる土地も、将来、何らかの建造物が増えることで電波が弱くなる可能性があることは、頭に入れておきたいところです。
土地探しで失敗しないためにも、スマートホーム構築を前提に、紹介や相談が可能な店舗に出向いてみることも重要です。
スマートホーム実現のために、会員登録のメリットを活かして土地情報検索のうえ、最寄りの店舗に来店予約してみてください。
スマートホームの導入で快適な生活を実現するためには、安定した通信速度を保つことが重要です。
スマート家電や住宅設備を、スマートフォンや管理パネルで制御するための通信規格についても、ある程度、理解しておくことをおすすめします。
新築時にスマートホーム化する場合は、ハウスメーカーが良き相談相手となりますが、引き渡し後に独自での構築となると、通信規格の違いにより制御できない恐れも出てきます。
ゆえに、「通信速度」、「デバイス」、「通信規格」の基本は、押さえておくべきです。
結論からいうと、スマートホームを問題なく活用するためには、1Mbps以上の通信速度が望ましいとされています。
一般的な家庭用Wi-Fiが20Mbps以上であることから、非常に低速であってもスマートホームを活用することができるといえます。
ただし、後述するデバイスや通信量によっては十分に機能しないこともあるため、可能な限り通信速度を高めておくことは重要です。
とはいえ、どうしても住宅内には電波が届きにくい場所も発生するため、
など、通信トラブルに悩まされないよう対策は考えておくことをおすすめします。
デバイスについては、以下のように5つに分類されます。
デバイスカテゴリ |
説明 |
アプライアンス |
白物家電などに適合するデバイス |
スマートスピーカー |
音声認識による操作が可能なデバイス |
ホームモニタリング |
ホームセキュリティに用いられるデバイス |
エンターテインメント |
動画や音楽、ゲームなどを楽しむデバイス |
その他 |
照明コントロール、自動カーテン、自動開閉玄関など |
通信規格に関しては、最近ではMatterが採用されることが多く、対応している住宅設備類も増えつつあります。
ただし、
といったことが、現時点でのデメリットです。
スマートロック、スマートシェードなど、限定されていることから、普及には時間がかかりそうだという見方もできます。
スマートホームを十分に活用するためには、しくみを理解し、活用するための通信環境を見据えた土地選びが重要となります。
つまり、住宅の仕様を検討する前から、土地選びの段階で快適なスマートホーム生活ができるかどうかが決まるといえます。
そのためにも、早いうちからスマートホームの構想を練っておくことがおすすめです。
福岡県のスマートホームに適した土地探しは、リブワークのe土地netにお任せください。
また、福岡県で新築一戸建て(注文住宅)を建築される方で、スマートホームも見据えた土地情報をお求めの方は、リブワークにぜひご相談ください。