日銀のマイナス金利政策が17年ぶりに解除され、住宅ローン金利への影響を懸念する声が増えています。
特に変動金利を選択している場合は、この先の金利変更が大いに気掛かりだと察します。
このような時こそ、これから福岡県で土地探しをスタートする世帯においては、補助金に期待することは当然のことです。
ましてや省エネ性能の高い、ZEH住宅を注文住宅で希望するならば、補助金の有無が資金計画に影響することも想像できます。
現時点で、ZEH住宅の補助金制度は実施されていません(注)が、今後のためにZEH住宅の定義などについて、おさらいの意味でお伝えすることにします。
(注)子育て世帯や若者夫婦世帯に限定した、ZEH住宅についての支援制度であれば、子育てエコホーム支援事業があります。
参考:【2024年版】子育てエコホーム支援事業の条件や対象は?千葉県での土地探しは補助金を視野にーe土地net住宅購入コラム
ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net Zero Energy House)の頭文字を取った略称で、経済産業省が推奨している住宅のことです。
2021年10月に閣議決定された第6次エネルギー基本計画において、省エネに向けた具体的な政策が公開され、ZEHの普及を目指すことも名言されています。
さらに、2030年以降の新築住宅は、ZEH水準の省エネ住宅が実質的に標準仕様とされることから、内容の理解も求められます。
ZEHについては、次のように定義されています。
外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギー等を導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅
つまり、断熱性と気密性の高い外壁や断熱材を使用して省エネを実現し、さらに太陽光発電によってエネルギーを創造することで、日常的に使用するエネルギーを実質ゼロに抑える性能を有する住宅と言えます。
ZEH住宅は光熱費の節約に繋がると言われるのは、この省エネと創エネ機能が備わっているためです。
一部では、光熱費はタダ(無料)だと捉えられることもありますが、あくまでも収支ベースでゼロになるケースがあるという意味となります。
ZEH住宅であると同時に、
といった条件なども満たさなければなりません。
たとえば、親や子どものためにZEH住宅の新築は、補助金の対象住宅ではないということです。
仮に2024年以降に補助事業が再開した場合は、条件などが変わっている可能性があるため、ハウスメーカーを通じて最新情報を確認するようにしましょう。
弊社リブワークは、ZEH住宅の建築が可能なZEHビルダーとして登録済みのため、福岡県の土地情報と新築のセットプランを検討している場合は、ぜひご相談ください。
ZEHについては既に説明済みですが、エネルギーを効率良く使用できる住宅のことを指します。
ただしZEHにはいくつか種類があり、非常に混同しやすく、どの種類で建築するのか分からなくなる建築主も多いです。
また、種類ごとに受けられる補助金の金額も異なっていたことから、2024年版でも変わらない可能性はあります。
この章では、ZEH住宅の種類と性能の違いについて解説します。
ZEH住宅には通常の「ZEH」以外にも、ZEH+、次世代ZEH+、次世代HEMS、Nearly ZEH、Nearly ZEH+、ZEH Oriented、LCCM住宅があり、それぞれ性能が異なります。
これらのZEH住宅を、性能の高い順に並べた場合、次のようになります。
性能順 |
種類 |
特徴 |
1 |
LCCM住宅 |
ライフ・サイクル・カーボン・マイナスの略で、日常的に使用するエネルギーだけでなく、建設時、運用時、廃棄時においてもCO2排出を抑制した住宅。 |
2 |
次世代HEMS |
ホーム・エネルギー・マネジメント・システムの略で、家庭内のエネルギーを視覚化し、さらに最適な使用量に管理するシステムのこと。 次世代HEMSは、これらの管理や操作をスマホやパソコンで遠隔操作できる。 |
3 |
次世代ZEH+ |
ZEH+に対し、以下の中で1つ以上搭載した住宅。 • 蓄電池 • V2H充放電設備 • 燃料電池 • 太陽熱利用温水システム • 10kWh以上の太陽光発電システム |
4 |
ZEH+ |
ZEHの基準である、省エネ基準20%以上のエネルギー削減に対し、25%以上を基準とする。 さらに以下の中で2つ以上満たすことが条件。 • 外皮性能の更なる強化 • 高度エネルギーマネジメント • 電気自動車を活用した自家消費の拡大措置 |
5 |
Nearly ZEH+ |
Nearly ZEHの基準を満たした上で、以下の要件を2つ以上満たすことを条件とする。 • 外皮性能の更なる強化 • 高度エネルギーマネジメント • 電気自動車を活用した自家消費の拡大措置 |
6 |
ZEH |
外皮の高断熱化および高効率な省エネルギー設備を備え、再生可能エネルギー等により、年間の日常的に使用する消費量が実質ゼロまたはマイナスの住宅。 |
7 |
Nearly ZEH |
年間の日常的に消費するエネルギーを、可能な限りゼロに近づけた住宅。 ZEHが100%に対して、Nearly ZEHは75%が基準。 |
8 |
ZEH Oriented |
都市部の狭小地で建築した建物が、ZEH基準を超えている場合に認定される基準。 |
本来、このような序列付けを関係省庁は行っていませんが、便宜上、わかりやすくイメージしてもらうための方法として、採用しています。
ZEHはあくまでも日常的に使用する年間エネルギーを収支ベースでゼロにすることが前提の住宅です。
ZEH住宅について調べていると、まれに「ZEH水準」、あるいは「ZEH基準の水準」という言葉が出できます。
これらの意味するところは、ZEH住宅と同等の断熱等性能等級5と、一次エネルギー消費量等級6の両方をクリアしている住宅を指します。
さらにZEH水準の住宅は、太陽光発電や蓄電池といった設備が搭載されている必要はなく、断熱性能と一次エネルギー消費量等級を満たしていれば十分なのです。
ZEH住宅への支援制度が再びスタートしたときのために、令和5年度の補助金額をおさらいしておきましょう。
今の時点では、資金計画には含めない方がよいかと考えますが、補助金が交付される目途が立った場合のプランも見積もっておくと、選択肢が増えます。
各ZEH住宅が対応している、ZEH住宅関連補助金制度と補助金額は、次のようになります。
補助金制度 |
ZEH住宅の種類 |
補助金額 |
戸建住宅ZEH化等支援事業 |
ZEH |
定額55万円/戸 |
|
ZEH+ |
定額100万円/戸 |
次世代ZEH+実証事業 |
次世代ZEH+ |
定額100万円/戸 |
次世代HEMS実証事業 |
次世代HEMS |
定額112万円/戸 |
なお、令和1年からZEHおよびZEH+の補助金に対して、地中熱ヒートポンプシステムの導入が補助対象となっており、最大90万円の補助金額を追加できます。
基本的に補助金を受けるためには、「ZEHビルダー」として登録しているハウスメーカーや工務店が建築主に代わって申請するほうが確実です。
令和4年度と令和5年度に実施された戸建住宅ZEH化等支援事業では、個人向けの公募要領が公開されていましたが、少々ハードルが高い印象がありました。
今年度以降に、同様の補助金制度を活用する機会が訪れた際は、ZEHビルダーに申請の代行を依頼するほうが安心です。
弊社リブワークはZEHビルダーとして登録していますので、福岡県での土地探しとZEH住宅の新築、さらには補助金申請まで一貫してサポートができます。
ZEH住宅を新築する際には、一般住宅よりも建築コストが高くなる傾向です。
資金計画においては、土地と建物の割合をある程度決めておかなければ予算を超えることになりかねません。
ZEH住宅向けの土地として、コレといった特別な指標はありませんが、やはり、
といった良質な土地が候補と言えます。
ZEH住宅は、高気密高断熱な上に太陽光発電システムや蓄電池を搭載することから、建築コストが高くなってしまいます。
さらに注文住宅なら土地が必要ですから、土地を持ってない場合は、つなぎ融資のことも考慮して自己資金を少しでも投入したいところです。
つなぎ融資については、金融機関によって実施していないこともありますが、住宅ローン金利がお得なネット銀行でも数行が取り扱ってはいます。
ただし、住宅ローンの金利がそのまま適用されず、全くの別の商品として取り扱うため、多少金利は高めとなるのが相場です。
ZEH住宅の初期費用を考えると、福岡県でも土地価格相場の低い郊外を中心に土地選びすることをおすすめします。
国土交通省のデータを独自集計してみると、一年前から土地の平均価格(㎡単価)が福岡県では急上昇していることも、郊外を推す理由です。
例えば、令和5年度地価調査による住宅地では㎡単価の平均を見てみると、
と、自治体としては隣接しています、かなりの差があります。
仮に30坪(約100㎡)の土地を購入すると、約2,600万円の差となり、資金計画に大きな影響します。
ZEH住宅を選んだために予算オーバーとなってしまうことのないよう、土地選びの際の相場の調査は重要です。
ZEH住宅の補助金制度については、今現在は継続されるかどうか未定となっていますが、省エネ住宅を普及させることが国の目標でもある以上、復活する可能性は高いと見ています。
そのためにもZEH住宅を知り、補助金の概要についても過去の情報をおさらいしておくことも重要なことです。
その一方で、ZEH住宅の初期費用が高くなる傾向のため、郊外の土地がおすすめであることにも言及しました。
今後の土地探しの参考になれば幸いです。
福岡県での土地探しは、リブワークのe土地netにお任せください。
また、福岡県で新築のZEH住宅に関心があり、土地情報もお求めの方は、リブワークにぜひご相談ください。