千葉県は東京都内までアクセスしやすく、特に千葉駅は、モノレールを使うことで東京駅まで40分前後で到着できることから、通勤にも便利な人気のエリアです。
土地の平均価格(㎡単価)は、人気エリアにしては高騰しておらず、狙い目とも言えます。
※国土交通省のデータを元に独自に集計
特に、
で、千葉駅周辺で注文住宅の新築を前提に土地探しをしている場合は、国土交通省が展開している「子育てエコホーム支援事業(【注文住宅の新築】|子育てエコホーム支援事業【公式】)」による補助金の活用が可能です。
そこで今回は、子育てエコホーム支援事業の概要と利用条件、補助金額などについて解説します。
子育てエコホーム支援事業とは、一定基準を満たす高機能住宅を、子育て世帯あるいは若者夫婦世帯が新築する場合に利用できる制度で、2024年に国土交通省が中心となって展開されています。
毎年、似たような制度が公表されていますが、本制度を活用するためには、内容を正しく把握することが重要です。
この章では、子育てエコホーム支援事業を利用できる対象者と条件、補助金額、交付までの流れについて解説します。
子育てエコホーム支援事業は、子育てをしている全世帯が対象ではありません。
国土交通省によって、次のように対象者が定義されています。
つまり、2024年時点において満18歳以下の子どもがいる世帯、もしくは夫婦のどちらかが満40歳以下である条件を満たしていれば、対象者としての条件をクリアしたことになります。
そのため、着工のタイミングでの家族の年齢がカギとなっており、時期を逃してしまわないよう、スケジュールを組みたいところです。
この制度の利用には、ハウスメーカーや工務店が「エコホーム支援事業者」として登録をしており、さらに契約形態が工事請負契約かつ新築であることも条件です。
また、住宅の種類が指定されており、後述する、
のいずれかでなければなりません。
どちらも、一般的な省エネ基準をクリアした住宅よりも高い性能が求められ、初期費用の高さが懸念されます。
ゆえに国土交通省は、環境にやさしい住宅を将来に向けて普及する活動の一環として、高性能な住宅を推す傍らで、補助金というかたちでサポートしています。
弊社、リブワークはエコホーム支援事業者として、千葉県内の注文住宅の土地選びから工事請負契約までサポートが可能です。
補助金額
補助金額は、一住戸あたり、
となっています。
ただし、「市街化調整区域」もしくは「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域」に該当するエリアで建築した場合、どちらの住宅であっても補助金額は半額です。
諸事情により、敷地の一部が当該区域である、あるいは住宅も当該区域に入る、といったケースでは、交付決定に関する判定が異なるため、できるだけ市街化区域内での土地探しが安心と言えます。
補助金の交付までは、基本的にエコホーム支援事業者が手続きを行います。
ゆえに正確に覚える必要性はありませんが、子育てエコホーム支援事業の公式サイトで一連の流れを確認しておくとよいです。
建築主が行うことは、主に住民票の取得と共同事業実施規約への記名です。
共同事業実施規約は、補助金交付に必要な取り決めが記されたもので、建築主とエコホーム支援事業者との間で、記名することで成立します。
補助金交付が決定した場合は、建築主に直接振り込みがされるわけではなく、最終的な支払いの段階で、補助金の分だけ差し引かれるという方法が一般的です。
前述したように、子育てエコホーム支援事業では、対象となる住宅が指定されています。
未来を見据えて、子どもや若者が安全性の低い、光熱費もムダに高い住宅では、長期間に渡って安心して暮らす、子育てをすることが難しくなってしまうことから、
のいずれかの新築を推奨し、補助金によって後押しするものです。
この章では、「長期優良住宅」と「ZEH住宅」について解説します。
長期優良住宅は、長く安全に住み続けられる住宅となっており、国土交通省の「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づく認定住宅(【新築戸建(木造軸組)版】長期優良住宅認定制度の技術基準の概要について)です。
認定のために、以下のような5つの措置、
が講じられています。
※出典:住宅:長期優良住宅のページ - 国土交通省
さらに認定基準として、劣化対策、耐震性、維持管理・更新の容易性、省エネルギー性など、9つの項目をクリアする必要があります。
機能性が高いのはもちろん、長期間の使用で維持できることが特徴です。
ZEH住宅(ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について - 省エネ住宅 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト)は、生活する上で必要なエネルギー(光熱費に相当もの)を、省エネと創エネによってゼロ以下にできる特徴をもつ住宅です。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの頭文字を取った略称で、断熱性と気密性を高めることで少ないエネルギーで快適な住環境を維持し、さらに太陽光発電を使ってエネルギーを創造し、光熱費の発生を抑えます。
子育て世帯や若者夫婦世帯がZEH住宅に住むことで、環境に配慮しながらランニングコストの負担を抑えることで、理想の暮らしを実現します。
そもそも2030年以降の新築住宅は、ZEH基準を水準とすることが決定しており、遅かれ早かれ、新築の初期費用は上昇していく可能性が高いです。
ゆえに、補助金の交付の機会は貴重であると言えます。
弊社リブワークは、ZEH住宅の建築が可能な「ZEHビルダー」として登録済みですので、気になる千葉県内の土地情報があれば、すぐにでもご相談ください。
子育てエコホーム支援事業は、業界内では詳細が把握されていますが、一般的には理解が難しい事業です。
手続きはエコホーム支援事業者に任せて良いわけですが、何も知らずに任せきりというのも、多少の不安は残るものと想定します。
少なくとも、いつまで補助金の交付が可能なのか、また、千葉県内での土地選びに関して、あらかじめ知っておくことはないか、この2点についてお伝えすることにします。
子育てエコホーム支援事業においては、
となっています。
予約は任意ですが、確保の目的でエコホーム支援事業者が状況を見ながら行います。
一方、交付申請は、すべての要件を満たした上で行う手続きです。
意外と短い期間のため、ハウスメーカーは最終期日を見据えた上で家づくりの計画を立てます。
これから注文住宅の新築となると、いかに早く着工するかがカギとなります。
しかし、この事業は国が定めた予算によって運営されており、予算の上限に到達すると期間内であっても終了となってしまいます。
事実、昨年の「こどもエコ住まい支援事業」は期日まで3ヶ月を残して終了してしまい、多くの人が利用できませんでした。
子育てエコホーム支援事業も、状況に次第では同じようなことが起こる可能性もあります。
土地に関しては、次のような制約があります。
上記の制約は、収益目的かつコンパクトな注文住宅新築の防止、安全なエリアに住居を構えてもらうことなどが目的です。
昨今は、平屋の関心が高まっていることから、若者夫婦世帯がコンパクトな間取りの2人暮らし向けの平屋を希望する場合は、床面積が条件を満たさない可能性があります。
なお、千葉県の土砂災害特別警戒区域は、都町や加曽利町といった都市部でも点在しているため、土地選びの際は見落としのないようにしておきたいものです。
千葉県は東京都内へのアクセスが良いことから、注文住宅の新築候補地として人気ですが、子育てエコホーム支援事業は、ある意味ではチャンスです。
この事業は、子育て世帯と若者夫婦世帯に限定しており、高性能な住宅を希望する場合は、資金計画の上でも非常に有効な手段と言えます。
ただし、令和5年度予算と比較して、大きく削られていることから、上限到達による申請の停止、つまり事業の終了が早まる可能性も捨てきれません。
もしも新築を本格的に進めたいのであれば、千葉県の土地探しは、リブワークのe土地netにお任せください。
また、補助金の活用を前提に、土地情報をお求めの方は、リブワークにぜひ、ご相談ください。