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2022.08.03
構造

注文住宅を建てる前に知りたい構造と性能をまとめてみた

住宅の構造や性能や建築現場で確認すること

目次

 

注文住宅に限らず、住宅にはさまざまな構造や性能があります。

近年では地震や水害など自然災害も多く発生していることから、注文住宅を依頼する前に住宅の構造や性能を確認する方が増加傾向なのです。
「一生に一度の買い物」と呼ばれる住宅購入で後悔しないために、基本的な住宅構造や性能を把握することは大切なことではないでしょうか。

そこで今回は、注文住宅を建てる前に知っておきたい、構造や性能について解説します。

工法や制振や免震から構造の違いを解説

構造について

ここでは構造についてまとめています。

工法の違い

住宅の構造は、大きく分けて「軽量鉄骨造」「木造軸組」「2×4(ツーバイフォー)工法」があります。

 

軽量鉄骨造は鉄骨造の1つで、住宅の構造部分(骨組み部分)に鉄骨が使われている建物を指しています。
軽量鉄骨造は安定した品質や長い耐久年数などのメリットがあるので、多くの住宅で採用されている工法です。

 

木造軸組は古くから採用されてきた木工法を発達かつ発展させた工法。
「在来工法」とも呼ばれていて、柱と梁で建物を支えていることが特徴です。
木造軸組は自由度が高く増改築も容易で、窓口を広く取れることもメリットです。

 

2×4工法は「木造枠組壁工法」の一つ。
「2」「4」の数字が出てくる理由は、住宅を建てる時に使われている角材のサイズが「2インチ×4インチ」であるためです。
2×4工法は面で構成されているので、在来工法と比べて耐震性や耐風性が高いことがメリット。

 

「将来的に増改築の可能性がある」「大きな空間を作りたい」など、要望にマッチした工法を理解することから家づくりを始めましょう。

工法のチェックポイント

工法比較も大切ですが、以下の5項目も一緒に確認しておきましょう。

将来的な増改築の予定

将来的に増改築の予定がある場合は変更しやすい工法を選びましょう。

敷地への対応力

工法によっては余裕を持った敷地の確保が必要です。

防火や準防火地域の指定

防火地域では工法や住宅の仕上げに制限が掛かっているので確認しておきましょう。

地盤への適性

地盤状況を事前に確認しておくことが大切です。

希望の間取りが作れるかどうか

大きくて開放感ある吹き抜けなどの大きな空間が必要な場合は工法が限られます。

長寿な家を作るためのポイント

長寿な家を作るために欠かせないポイントもあります。

 

これまで長持ちする家は、耐久性がある物理的寿命を指していました。
しかしながら、物理的な寿命では気持ちがワクワクする空間は無い上に、ライフスタイルの変化には対応できない賞味期限が短い家づくりでした。

 

これから同じ家に長く住み続けるためには、物理的だけではなく心理的や生活的、資産的寿命の4つの寿命を意識した家づくりが大切です。

地震に強い家の構造

地震に強い家の構造は、耐震・制震・免震構造の3つの構造で、基本的な地震対策は耐震です。

 

建築基準法に基づき設計や施工されているならば、基本的な耐震性能を備えている住宅と捉えても問題ありません。
従来の耐震性能だけではなく、地震の揺れを軽減させる目的で開発された技術が「制震」「免震」。

 

地震の揺れが直接建物に伝わらないよう設計された構造は免震ですが、施工も大掛かりかつ費用も必要です。
しかしながら、大切な我が家を地震から守るには、こうした地震対策も欠かせません。

快適性や利便性や建築に使われる木材から住宅の性能を解説

性能について

ここでは性能についてまとめました。

住まいの性能

住まい全体の性能で見逃せないのが「快適性」「利便性」。
その他にも安全性や健康性、経済性なども見逃せません。

 

快適性とは、その名の通り快適に生活できることです。
広々とした間取りで風通りも良く、ストレスがない住宅は快適性が高いのではないでしょうか。
利便性とは最寄り駅や買い物施設、病院など生活に欠かせない施設から離れていないことを指します。

 

安全性とは、防犯対策もしっかりしていて住宅設備も充実していること。
空き巣などの犯罪から大切な我が家を守るためにも重要な性能です。
健康性や経済性も住まいの性能に大きく関わっています。

 

どの性能を最優先で考えるかで対応も変わってきます。

建築に使われる木材

住まいの性能を解説する上で、建築に使われる木材も大切です。

 

ヒノキやツガは腐りにくく耐久性が高い性能があるので土台に採用される機会が多いです。
赤マツなどは圧縮に強いので住宅の重量を支える梁などに採用されています。

 

併せて、住宅の建築で使われる木には芯がある持っている無垢材と貼り合わせた集成材があります。

 

無垢材とは丸太から切り出した木材で、中心は赤く外側は白い色です。
赤い部分は芯材で硬いため構造材に使用されています。

 

集成材とは厚さ2㎝程の板を十分に乾燥させて接着剤で数枚貼り合せた構造材。
強度も十分期待できるので、さまざまな住宅素材として採用されているのです。

建築基準法や都市計画法などをもとに建築現場でチェックすること

建築現場で確認しておくべきポイント

補足として、建築現場に出向いたときに確認しておくべきポイントも解説しておきます。

 

建築基準法には、都市計画とマッチした建物を建てる基準も定められています。
併せて、都市計画法と建築基準法は近い関係であることも把握しておきましょう。

 

具体的には、都市計画法は「市街化区域を用途別に13種類に分ける」と定められています。
「第一種低層住宅専用地域には高さ10mもしくは12mまでの建物しか建てられない」など、詳しい内容は建築基準法で定められています。

まとめ

今回は注文住宅を建てる前に知っておくべき構造や性能を解説しました。

 

住宅の構造や性能は時代の変化とともに進化してきました。
快適で楽しい毎日を送る上でも、住宅の構造や性能を把握しておくことは大切です。
専門家にまかせっきりではなく、ご自身でも積極的に住宅建築に関わることも忘れないでください。

 

リブワークは構造や性能など不明点等を解決する専門スタッフが常駐しています。
どんな些細なことでも構わないので、お気軽にご相談ください!

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