注文住宅のよいところは、完成後、しばらく何もせずともきれいな状態を維持できる点です。
これが建売住宅となると、見学者が足を踏み入れていますので、引き渡しの際はクリーニングをしてもらえますが、厳密には真っ新な状態ではありません。
つまり虫一匹いない状況のため、害虫対策などは忘れがちです。
害虫は、「新築住宅だから侵入はやめておこう」という感情を持ち合わせていないため、完成前後のタイミングで適切な処置をしておくことをおすすめします。
千葉県内のどのような土地環境でも、害虫や害獣の侵入はあり得ます。
不快な来客を招き入れないためにも、この記事では、注文住宅の害虫対策について言及することにします。
※害虫:本記事では一般的にヒトやモノに有害となる虫を指しています。
害虫対策の方法はさまざまですが、この章では代表的な5つの方法を紹介します。
害虫は1度侵入すると壁や床を汚し、種類によっては羽音などがストレスになることもあるため、害虫がいない状況でこそ万全に対策しておくことが肝心です。
千葉県のお気に入りの土地で、家族と共に安心して暮らすためにも、この章での対策を、必ず実施することをおすすめします。
害虫対策としてもっとも効果が高い方法は、侵入経路を防ぐことです。
しかし害虫によって侵入経路は異なり、アリやムカデは、ドアや窓のすき間から侵入してきますが、コウモリは換気口が多いとされています。
このことからも、考えられる侵入経路を全て対策しておくことがポイントです。
アリやムカデは侵入する隙間をテープやパテで修繕し、その上で、粉末状の薬剤をまくなど、セルフで対策することができます。
一方、コウモリは換気口を防ぐことができれば家屋内への侵入を防ぐことができますが、換気口内で巣を作られるため、外側からネットを張るなどの処置が有効です。
しかし、部屋によっては外側からネットを張ることができないケースもあるため、コウモリ避けのスプレー(忌避剤)などを定期的に使うという手段があります。
なお、コウモリは鳥獣保護管理法によって、許可なく殺傷や捕獲が禁止されているため、侵入させないようにすることが、セルフでできる最大の成果目標です。
ゴキブリやハエがいるだけで不快な気分になりますが、これらの害虫は病原菌を運び込むため、特に子どもやペット、高齢者がいる家庭には侵入させたくないものです。
このような害虫は不潔で湿気の多い場所を好むことから、水回りや玄関などを清潔な状態にしておくことが重要になります。
特にキッチンは生ごみが溜まりやすく、夏はすぐにゴキブリやハエの温床になることから、食事が終わればすぐにキッチンを掃除し、ゴミがない状態にするだけで、随分と違いがあります。
害虫は不潔な場所だけでなく、湿気の多い場所も好みます。
特に水回りは湿気以外にも、食べ物のカスや皮脂などが残りやすく、害虫にとって繁殖しやすい環境です。
さらに、夏は高温多湿な気候となるため、家屋内のさまざまな場所で害虫が発生する機会が増えます。
ゆえに千葉県内のハウスメーカーで設計する際にも、掃除のしやすい、除湿も溜まりにくい間取りなどを意識することが肝心です。
キッチン、洗面室、バスルーム、トイレなどの水回りは、定期的に換気と清掃を行い、なるべく早く水分を拭き取って除湿することをおすすめします。
いかに害虫にとって生息しにくい環境にするかが、清掃の目的でもあります。
蛍光灯に虫が寄ってくるのは、微量の紫外線放射が原因で、照明を消すだけでも害虫対策になると言われていますが、あまり現実的ではありません。
生活する上で照明は必要不可欠であり、害虫を寄せ付けない代わりに不便な生活を送る必要性はどこにもないわけです。
そこで、主要な部分の照明をLED仕様に変更することが、かなり有効に作用します。
LED照明は蛍光灯よりも紫外線照射が少なく、平均ではありますが、約200分の1に抑えられています。
つまり、部屋の照明をLEDに変更するだけで、害虫が寄りつきにくい家にすることができるということです。
リビングや玄関、屋外照明をLED照明に変えるだけで、十分に効果が期待できます。
ただし、全ての害虫に効果があるわけではなく、蚊やゴキブリはそもそも光に集まる習性がないことから、別の手段を講じる必要があります。
害虫別に特化したスプレーや虫よけアイテムは、千葉県内のホームセンターなどで、それぞれ発生しやすい季節に合わせて販売されています。
こうしたアイテムを季節の始めに購入し、早い段階で対策することは、非常に有効といえます。
まとめ買いするならば、通販などの割引やキャンペーンを利用すればお得です。
ただし、虫よけアイテムにも限界があり、やはり部屋の清掃や湿気の除去を実施した上で、複合的に使用することをおすすめします。
害虫対策は侵入経路を遮断することが効果的ですが、そもそも家屋の隙間には役割があり、塞いでしまうと家の構造に支障がでてしまうこともあります。
また、家電も害虫の巣になりやすいものですが、対策の仕方を間違えると機能が低下してしまい、最悪の場合は故障に繋がります。
千葉県有数の住宅地であれば、近隣への配慮も必要です。
この章では、害虫対策の注意点について解説しますので参考にしてください。
開口部からの害虫の侵入を防ぐことは効果的です。
その一方で開口部は、空気を円滑に循環させる目的があって設置されています。
ゆえに害虫対策と称して、完全に密閉してしまうと結露の発生や除湿効果が薄れる原因になります。
害虫の侵入を防ぎたい場合は、防虫ネットなどを使って空気が通りやすい状態にしておくと良いです。
しかし、蟻などの小さな虫は、防虫ネットでも防ぎようがないことから、建築資材の防虫加工はもちろん、定期的な防虫アイテムでの対策が欠かせません。
また、千葉県内の害虫駆除業者に依頼して、害虫予防やメンテナンスなども、かなり効果的と言えます。
換気扇やエアコンの室外機ホースは、害虫の侵入を許しやすい部分です。
換気扇は稼働させているとき以外は、ダンパーによって侵入を防げますが、エアコンの室外機ホースにまでは、行き届いていないケースが非常に多くなっています。
定期的にクリーニングをしていれば、あるタイミングで、害虫が侵入していれば発見の機会はありますが、エアコンの室外機ホースにも気を配ることが重要です。
また、エアコンの室外機ホース内は、千葉県の冬の気候であっても暖かく、害虫にとっては過ごしやすい場所であるため、キャップをつけるなどの対策は必須と言えます。
バルコニーで気を付けたい部分は排水口です。
雨どいの入り口でもあるバルコニーの排水口は、木の枝や葉が詰まりやすくなっており、雨どいの内部でも勾配が緩いところは水が溜まりやすく、どちらも虫が好む環境になります。
最悪なケースは、雨どいから害虫がよじ登ってくることです。
特に、ゴキブリやアリは雨どいの中に巣を作ることも多く、ムカデにとっても侵入は難しくありません。
ゆえに定期的に清掃を実施するとともに、雨どいの中には虫よけの錠剤を投入するなどの対策も、そのタイミングで実施しておくと安心できます。
新築の注文住宅は害虫とは無縁なイメージを持たれますが、数日、人が住んでいないだけで害虫は侵入して、あわよくば巣まで作ってしまいます。
虫だけでなく、あまり歓迎したくない動物が侵入するケースも増えており、千葉県内の人気の土地や都市部であったとしても油断はできません。
新築だからと言って歓迎したくない動物、つまりは害獣が屋根裏に棲み付かないという保証は全くなく、そうなってしまうとセルフでの駆除は、ほぼ不可能です。
安心して生活するためには害虫対策に加え、害獣対策もあらかじめ想定しておくことがおすすめと言えます。
アライグマやタヌキ、ハクビシンなどは屋根裏に巣を作り、フンをまき散らす害獣として有名です。
こうした害獣が住み着くと、屋根裏を走り回る音、フンの臭いが部屋に充満、さらには排泄物で天井板が腐食するなど、資産価値が下落する住環境になります。
それだけでなく心身ともにストレスを感じて、快適な暮らしが台無しです。
また、天井裏に配線されたケーブルを噛み切られることもあり、害獣が噛んだ場所から漏電し、火災となるケースもゼロではありません。
害獣が屋根裏に住みつかないようムダな開口部は閉じておき、それでも不安な場合は、害獣除けの音を発生させる装置を置くことも手段のひとつです。
害虫や害獣への対策は、自力ではイタチごっこに陥ることが多く、問題の解消は難しいことがほとんどです。
害獣の生態を知らない、侵入経路を見つけにくい、活動時間が判らないという中で、原因を特定せずに対策することは、時間の浪費に繋がります。
害獣の種類によっては、前述したように鳥獣保護管理法などの制限もあって、手出しができないことも想定されます。
仮に害獣を目視したとしても、捕獲や保健所などに引き渡すノウハウが無ければ、問題の解決には至りません。
自力での対策では追いつかないと感じた場合には、千葉県内にある専門業者に依頼することが賢明です。
注文住宅で新生活をスタートさせるためには、なるべく早い段階から、害虫と害獣対策をしておく必要があります。
害虫や害獣はさまざまな種類があり、時とし個人での対策は限定的で、そのうちストレスが蓄積されます。
屋根裏や床下などへの侵入を防げない場合には、専門業者に駆除の依頼と対策のアドバイスを実施してもらうことが、快適な住環境を守るポイントです。
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