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2021.08.19
土地 環境

土地選びで失敗・後悔しないための優先順位と確認すべきポイント

土地探しでの優先順位や確認することや後悔しないポイントとは?

目次

一戸建てのマイホームが欲しい場合、「分譲住宅」「建売住宅」「注文住宅」という選択肢があります。
土地選びからスタートしたい場合は、「分譲住宅」と「注文住宅」になります。

分譲住宅は、新たな宅地エリアで開発された分譲地から一区画(土地)を選び、デザインが決められている建物を組み合わせて販売されています。

予算に応じて手に入れることが可能です。

建売住宅はすでに建物もある状態で販売されます。
注文住宅では、土地は分譲住宅と同様ですが、建物はオーダーメイドのため自由度が高い分、価格は高くなる傾向になります。

いずれにしろ場所、つまり土地選びがポイントと言っても過言ではありません。

土地選びで失敗・後悔しないための優先順位と確認すべきポイントをまとめてみました。

土地購入を検討する際の優先順位とは

土地の購入は人生で何度も経験するものではありません。

大抵は最初で最後ということになるため、落とし穴も多いのが現実です。
ゆえに土地購入において、優先するべきことをしっかりと認識することが、何よりも重要になってきます。

その優先すべきこととは、

  • 土地(マイホーム)入手の目的
  • 実現したい希望や条件
  • 予算

の整理です。

目的と条件をプロに相談

土地(マイホーム)を入手する目的、あるいは希望や条件については、理想を追い求め過ぎると合理性に欠けることになります。
一般的に分譲地での土地選びのセオリーとして、道路が南側にある区画が、日当たりが確保しやすいとされていますが、デメリットが見落とされがちです。

  • 土地の価格が高い(人気のため)
  • 路面側にリビングがあると外から覗かれやすい
  • リビング前が駐車場となると排ガスが気になる
  • バルコニーが路面側だと人目が気になり洗濯物を干しにくい

このように実生活が始まってから後悔することにもなりかねません。

土地に関する情報だけに目を向けるのではなく、実生活を想定しながら、
なぜ、土地(マイホーム)を入手するのか、希望や条件が独り善がりになっていないか、夫婦あるいは家族で検討し、プロに相談することがカギとなります。

予算によっては妥協も必要

不動産の購入は、理想と予算との間で大きく揺れ動くことは珍しいことではありません。
お気に入りの物件が予算内では収まらないという状況は、誰にでも起こり得ることです。

多くの人は住宅ローンを組んで土地や建物を購入しますが、フルローンを組むか、自己費用を少しでも用意するかで、返済の負担は変わります。

金利も重要なポイントで、返済シミュレーションによって返済の目途を立てますが、将来の収入については不確定要素であることを忘れてはいけません。
ゆえに「頑張れば大丈夫」という根拠のない理由で、住まいの理想を追い求めることだけは避けた方が良いでしょう。

土地を購入する際の優先ポイントやプロに相談することとは

土地探しにマストな情報とチェックポイント

土地探しにおいて必要な情報は、少し時間を割けば不動産情報サイトから具体的な物件情報を、無料で閲覧する環境が整っています。

まず公開されている物件情報で、最低限、見ておきたい項目は何かを知っておくと良いです。
その項目とは、「アクセス」「環境」「治安」になります。

アクセス

公共交通機関を利用するために必要な距離、通勤や通学に要する時間など、アクセスが便利な場所を確保したいと考えるのは自然です。
交通の利便性の高い土地は必然的に人気になるため、売り出されると早い段階で成約する傾向が高くなります。

価格も高くなるので、予算に見合わない場合は条件を緩くして探すことも頭に入れておきましょう。

三大環境(周辺・教育・自然)

定住する場所の環境は最も重要です。

周辺に病院、ショッピング、飲食店、スポーツジムなど、利用頻度が多い施設があるかどうかのチェックはしておきましょう。

子どもが未成年ならば、教育環境にも目を配る必要があります。
通学先の学校、学習塾、図書館などの場所や道のりは実際に現地で歩いて確かめると、公開情報以外の情報が手に入ります。

公園の大きさやにぎわい、あるいは車の交通量といったことも体感しておくこともオススメです。
朝・昼・夜で街並みの違いを知ると、生活のイメージがより鮮明になります。

近くに夜間でも操業する工場などがあると、騒音や明るさなどの問題もクリアしなければならない課題になります。

治安

人が多い場所は、トラブルの割合も多いと考えるべきです。

過去に、どのようなトラブルがあったのか、地域密着型の不動産業者なら情報をある程度は持っているので、心配することがあるのなら聞いてみましょう。
警察署や交番、消防署などが近くにあると安心するという面もありますが、消防車や救急車が出動する際はサイレンが鳴りますし、警察も含めると24時間体制ですから照明が消えることもありません。

静けさや落ち着きと引き換えても安心感を得たいのならば、距離も考慮して土地探しすることも、ひとつの考え方です。

土地探しに必要な情報とチェックポイントとは

現地を見学するときのポイント

気になる土地を見つけたら必ず見学をおすすめします。

ネット情報のみで数千万円もの買い物をするのは大きなリスクを抱え込む可能性があるため、できるだけ家族で現地を訪れる機会を設けると良いです。
その際は、案内役となる担当者について、「この人に任せて良いか」という視点を持って接してみてください。

購入者の目線で物件の説明をしてくれるか、適切な情報を随時提供してくれるかどうかも担当者選びでは重要なカギとなります。

磁石で正確な方角を知る

物件に関するネット情報が虚偽であるとは言わないまでも、売り出し中の物件に「日当たり良好!」という文言があると、つい信用してしまうと思います。

建物が立っていない土地つまり宅地の見学においては、南側にきっちりとリビングやバルコニーができたとしても、春夏は日当たり良好でも秋冬は全くダメというケースもあります。
なぜならば測量上の「真北」と現地で測る磁石上の北である「磁北」は、どうしても数度ほどズレが生じるからです。

たかが数度ではありますが、日照に関しては大きな問題になり兼ねません。
できれば方位磁石で正確な方位を知る方が良いでしょう。

その土地や周辺で起こった過去の出来事

お気に入りの土地を見学すると、大抵は何の問題も無いように見えてしまいますが、現地では表面化していないだけというケースもあります。
つまり土地の売り出しの理由は、現地を視察しただけではわからないこともあるわけです。

もしお気に入りの土地が個人所有の土地で、格安で売りに出されていたとしたら、喜んでばかりはいられません。
売り出した理由いかんでは、縁起を担ぐ意味で敬遠してもよいわけです。

家相や地相など特に気にしない場合は別ですが、何かひっかかるということがあれば、土地の履歴について調べてもらうということも必要です。

境界と高低差

土地の境界は揉めるポイントです。

土地の売買には「実測売買」と「公簿売買」があり、取引のスタイルとしては「公簿売買」が多くなっています。
それゆえに、いざ測量を実施すると記載されている面積と異なっているケースもありますので、境界の位置を担当者とともに確認しておくと良いです。

境界杭を写真に収めておくとトラブルの際には役立つこともあるでしょう。

また土地に高低差があったという場合、造成、擁壁、地盤改良など工事で追加費用の負担が発生しやすくなります。
そのデメリットを差し引いてもメリットがあるかどうか判断に迷う場合は、別途、不動産業者や建築会社に相談してみましょう。

土地選びのチェックポイントや失敗する人とは

土地選びに失敗した人の共通点

土地選びが上手くできなかった人には共通点が浮かび上がります。
初めて土地を購入するならば条件は同じに見えるかもしれませんが、考え方や行動の仕方は千差万別です。

上手くできなかった人の考え方や行動を知り、避けることができれば、土地選びは満足度の高いものになると言っても過言ではありません。
では、どういったことを避けると良いのでしょうか。

広告やネット情報だけを見続けた

投函される広告や大手の不動産情報サイトで物件情報しか見ていないケースです。

物件情報を見ないで、何を見ろと言うのだと思うかもしれませんが、不動産取引において物件情報は確かに重要です。
ところが取引は人と人との間で取り交わされるので、不動産業者や担当者を選ぶということは、物件情報以上に重要視しなければなりません。

物件情報には無い新鮮な情報を持っている担当者と出会ったりすると、物件の見方が変わり、よりよい条件や環境の土地に巡り合う可能性もあるわけです。

担当者にも、さまざまな人がいます。
ただ事務的に売買を進める人に、数千万円の取引を任せるつもりがなければ、信頼に値する担当者を選ぶことを忘れてはなりません。

不動産会社や担当者を盲信

初めての土地選びだとしても、自助努力は避けられません。

これから数千万単位の売買をするわけですから、不動産に関する基礎知識の習得は、もはや避けること自体がリスクです。
短期間で不動産のプロになれということではなく、わからないから担当者に任せるという完全にお任せな姿勢は避けましょうということをお伝えします。

万一、あまり評判の良くない不動産業者が売り出している土地を気に入ってしまったとして、対応が良かったとしても全て任せることは止めておきましょう。

物件のことを知っている体で話を合わせているだけかもしれませんし、実際に、そのようなレベルの担当者はいます。
また担当する物件が多いと、全て現地に足を運んで、事細かに土地を知り尽くすということは難しいはずなのです。

仮に物件の情報を担当者がしっかり掴んでいなくても、お客さんのために行動できるような人物であれば、まだ、期待してもよいのではないかと思います。
間違っても不動産業者の知名度や会社の規模だけで、盲目的に信頼を寄せる行動は取らない方が無難です。

土地選びに失敗する人の共通点とは

まとめ

マイホーム購入を夢見る人は、やや冷静に物件を見るという視点を失いがちになります。

理想を追い求めるあまり、足元を見られてしまうケースも無いとは言えないのが現状です。

気持ちは理解できますが、人生で一番大きな買い物ということで、

  • 慎重な行動
  • 冷静な思考
  • リスクを知る
  • 不動産業者と担当者を盲信しない

などの点を忘れないようにしましょう。

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