注文住宅を建てるためには、土地探しは必須です。
手段もネットから始まり、不動産業者の店頭、新聞の折り込み広告、投函されたフリーペーパーの土地売買のコーナーからハウスメーカーのチラシなどで、物件情報は誰でもたくさん集めることができます。
ところが希望に見合う物件は、簡単に見つかるとは言えません。
お気に入りと思えた物件であっても、
など、現地を良く知る不動産業者がいなければ得られない情報もあるからです。
更には目を付けた土地は、他の人もチェックしている可能性があるわけです。
たまたま今の時点では取引がスタートしていないだけで、しばらく別の土地を探している間に購入者が決まっていたという話しはたくさんあります。
このような流れを何度も繰り返すと、土地探しが膠着状態となり、マイホームの入手時期が先送りになります。
このような膠着状態になると前に進まないため、土地探しが想像以上に難航したときに見直すべきことは何かをお伝えするのが今回のテーマです。
土地は基本的に先着1名のみが購入できるというスタイルです。
以前から目を付けていたと主張しても、他の人が買付証明書を不動産業者に提出していれば、交渉の優先権はありません。
地味ではありますが、水面下で獲得競争が行われていると言えます。
条件の良い土地、つまり立地や周辺環境が恵まれている土地は早く売れてしまいますし、人気エリアでの土地の分譲となると申し込みが殺到するため、抽選で当選した人が取引のテーブルに着くことができるケースもあります。
土地探しは競争率が激しいという認識を持った方が良いです。
誰もが、
といった好条件の土地を探し回るため、どうしても宝探しのごとく難航することもあります。
注文住宅の場合、土地探しの期間の平均は半年から1年程度を想定しておいた方が良いです。
2.3か月ほど経過しても、条件に見合った土地が見つからないことはよくあることで、これを「難航」と考えるのは時期尚早と言えます。
また、自力で見つけようとすると、どうしても新鮮な情報が得にくくなる傾向が出てきます。
近視眼的な土地探しを防ぐためにも不動産業者から情報を得る、土地情報が豊富なウェブサイトに登録して条件にマッチしそうな物件情報を配信してもらうといった方法を活用したいところです。
e土地netなら会員登録の特典として非公開情報を閲覧することができます。
1年近く経過しても、思ったように土地探しに進展がないと感じたら、条件を緩和して再設定を試みるのもひとつの手段です。
半年や1年も経過すると、多少の心変わりや将来のライフスタイルの変化も見え隠れしてきます。
例えば、もうすぐ子どもが小学校から中学校へ進学するという時期ならば、通学の利便性などで、今までは考えなていなかったエリアが好都合ということもあります。ちょっとした変化が土地選びに少なからず影響することもあるので、土地探しが難航しているのなら、改めて条件の再設定をおすすめです。
全ての条件を完全にクリアする土地を見つけられることは、かなり幸運なことですから、条件の緩和や優先順位の修正が打開策となるきっかけにもなります。
視点を変えることで、思わぬ収穫を得る可能性も出てきます。
土地探しが難航するパターンは、実は2つあります。
ひとつは前述したように、なかなか条件に見合う土地が見つからないケースで、もうひとつは、複数の物件が候補に挙がっていてズルズルといつまでも決められないケースです。
どちらも、
という心情が働いていることが原因という面もあります。
特に後者の場合は、いざ決断しようとしても、つい、「安くて良い土地が他にもあるかもしれない」と考えてしまい、ズルズルと長引いてしまう悪循環に陥っていると言えます。
このような時は、購入期限を決めてしまうことも手段のひとつです。
注文住宅では土地と建物にどれほどの予算を割り当てるのか、決めておくことが肝心です。
仮に総額3,000万円の予算のうち、
を割り当てて、土地探しを始めるとします。
ところが条件に見合う土地の相場が1,200万円~1,500万円だとすると、土地探しをスタートすることができません。
条件を変えるか、資金計画の見直しが必要です。
もし予算の都合で土地探しが難航しているのなら、決断できる金額を予算として組み直すと一歩前身することがあります。
どうしても土地には、これ以上の予算は増やせない状況ならば、絶対に譲れない条件を残しつつ、その他の優先順位の高い条件から見直す、つまり妥協案や代替案を考えるしかありません。
どちらにしろ、気になる土地を見つけたときに、短い時間で購入の判断ができるよう予算をしっかり決めておくことがポイントです。
予算の大枠は決まっていますから、あまりにも土地に予算を多く割り当てると、建物へ影響することがあります。
前述した例を流用すると、
では、あまりにも良い土地に巡り合わないとして、土地の購入ラインを1,500万円に引き上げて、なんとか1,400万円で購入できたとします。
ところが、前から気に入っていたハウスメーカーの北欧風住宅の価格が1,800円と提示されると、予算オーバーという新たな問題が起こるわけです。
土地と建物の価格バランスを取ることは非常に難しいですが、かと言って、安易に200万円を予算に上積みできるかどうかも悩みのタネとなります。
現実的には、200万円を上積みして無理を承知でローンを組むことは、あまりおすすめしません。
土地を購入してしまってからでは遅いので、建物も早めに価格チェックをしておいて、適切な予算配分となるようにしておきたいところです。
注文住宅においては、
にように相談相手が分かれます。
どうしても土地の相談は、不動産会社や不動産情報サイトなどに偏りがちになりますが、ハウスメーカーや工務店も土地情報を持っていることを知らない人もいます。
そもそも土地情報は、全て公開されているとは限らず、売主の都合で広告すら打っていない物件もあるのです。
ゆえに不動産会社や不動産情報サイトだけに、土地探しの情報収集を依存しているのならば、相談相手を思い切ってハウスメーカーや工務店に変えてみることも検討する価値はあります。
特にハウスメーカーは注文住宅用の土地だけでなく、建築条件付きの土地の情報も持っていますので、土地と建物の両方の情報が得られます。
ただし建物の自由度、つまりオーダーやカスタマイズが、どこまで許されるのかは未知数なところがあるので、イメージ通りの建物が得られるかは別問題です。
ハウスメーカーの良い点は、前述のように土地と建物の予算配分に悩む時間や購入の決断から入居まで、自力で土地探しから始めるよりは大幅に時間短縮されることです。
もし、お気に入りのハウスメーカーがあるのならば、一度、希望を伝えて土地情報の可能性を探ってみる価値はあります。
土地探しにばかり目が向いて、ハウスメーカーや工務店の選定までは出来ていないならば、難航している時こそチャンスです。
注文住宅においては、土地選びだけでなくハウスメーカーや工務店を選ぶことになるわけですから、良い機会だと考えてじっくりとカタログなどを請求してチェックします。
それでも注文住宅にこだわりたいのであれば、その気持ちを大事に進めていくだけです。
e土地netは専門のコーディネーターが専属で付いて家づくりをサポートするので、初めての土地探しから注文住宅の建築まで活用できるシステムです。
土地情報の提供だけに留まらず、その土地に応じた新築プランとローンの支払い例を、同時にまとめて提案できるところが特徴です。
ちなみに新築プランとして表示される住宅は参考モデルであり、実際は「完全自由設計」の住宅、つまり注文住宅を提供しています。
土地と建物の情報が一度に得られ、その場で問い合わせや来店予約も可能になっています。
土地探しに疲れて難航しているときは、会員登録の特典である非公開情報を入手してみるのも有効な方法です。
想像以上に注文住宅用の土地探しが難航している場合に見直すべき事として、
ということを挙げて解説しました。
どうしても注文住宅の場合は、土地探しから入居までのスパンが長くなります。
土地探しだけで1年以上かかった人も珍しくはありません。
こだわり続けることと決断ができないままズルズルと時間が経過しているのとでは、土地探しの質が変わってきます。
土地探しは、
ということも大事な要素です。
いつかお宝が出てくるかもしれないというのは幻想で、誰もが良いと感じた土地から売れていくのが現実ですし、建物のことも忘れてはなりません。
注文住宅での夢のマイホームを早期実現したいのなら、e土地netの専門コーディネーターに頼ることも手段のひとつです。