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2023.11.28
設備仕様

千葉県で注文住宅の間取りを設計するときのユニットバスに欲しい機能とサイズの決め方

千葉県の注文住宅のユニットバスに必要な欲しい機能やサイズの決め方ポイント

目次

 

千葉県で土地を購入して注文住宅を建てるならば、間取り設計と水回り設備の選定は、非常に楽しい時間でもあります。

水回り設備の中でもキッチンに関心が寄りがちですが、ユニットバスにこだわってみることもおすすめです。

ユニットバスは天井、壁、床が一体化した「組み立て式の箱型の浴室」のことで、規格品からオーダー品まで、幅広い選択肢があります。

その中でも高級志向なハイグレードのユニットバスは、注文住宅にも似合うことから、非常に人気です。

一日の疲れを癒し、明日への活力を生むバスタイムを実現するために、ユニットバスの選択は重要ですが、あまりにも多種多様なため贅沢な悩みになることもあります。

また、ユニットバスの表記は独特であることから、空間の広さなどをイメージしにくい点が、ちょっとしたデメリットです。

そこで今回は、ユニットバスを選ぶ際のポイントや注意点などについて解説します。

ユニットバスの決め方

ユニットバスを決める際には、まず住宅設備メーカーごとに特徴や機能性、メンテナンス性などを把握することから始めることをおすすめします。

いきなり、千葉県内にある住宅設備会社が運営するショールームを訪問して説明を受けても良いのですが、まず、カタログやウェブサイト上で、魅力を感じたユニットバスから見学すると効率が良いからです。

近くに住宅設備のショールームがあれば、フラッと立ち寄ることもできますが、営業を受けたくない場合は、後回しでもよいかと考えます。

まず、どのような機能や内装が望みかをはっきりさせて、その上で、対応できそうなメーカーや商品を知ることからスタートすると良いです。

この章では、良く選ばれる住宅設備メーカーと商品の特徴について解説します。

設備メーカーの特徴を掴む

ユニットバスを供給する住宅設備メーカーは、意外にも多いものです。

理想のバスルームを実現するためにも、商品特徴と大体の価格帯を把握しておくことをおすすめします。

 

設備メーカー

商品の特徴

代表的な商品と価格

TOTO

柔らかい床材
省エネ効果の高い水栓
保温性の高い浴槽

サザナ:60~130万円
シンラ:100~230万円

LIXIL

デザインが豊富
選択できるオプションが多い
費用は比較的安い

アライズ:40~110万円

パナソニック

カビ対策が優秀
美容効果のある水栓
浴槽掃除が簡単

オフローラ:60~112万円

タカラスタンダード

サイズをオーダーできる
耐震対策が可能

グランスパ:81~150万円

ヤマハ

浴槽の耐久性が高い
おしゃれなデザイン

エブリィ:61~150万円

クリナップ

掃除や手入れが簡単
浴室全体の保温効果が高い

アクリアバス:65~170万円

ナスラック

掃除が簡単な床と浴槽
デザインの選択肢が豊富

バスリーバS:57~115万円

サンワカンパニー

バブルバスの設置が可能
浴室のサイズが変えやすい

ノウム:45.5~72.5万円

上記のように、住宅設備メーカーによって商品特徴や価格帯が大きく異なることから、快適なバスルームを実現できる可能性が高い商品を優先的に検討すべきです。

そのためにも、ハウスメーカーの営業担当者や設計担当者から、トレンドや気になる商品について、相談してみることもおすすめします。

機能性とメンテナンス性

前述の表をご覧いただくと、掃除のしやすさと機能性にこだわった商品を、住宅設備メーカーは揃って市場に投入していることがわかります。

言い換えれば、バスルームは高機能かつ掃除を含めたメンテナンス工数が少ないことがひとつの選定ポイントであると考えられます。

そもそもユニットバスは、昔のお風呂の仕様と比較しても、カビの発生や汚れが少ないことが特徴です。

しかし、これから千葉県の土地に長く住むのであれば、長年の使用で垢や皮脂が付着したり、黒ずみが発生したりすることは避けられません。

また、ユニットバスは気密性が高いことから、換気が十分でないとカビが発生しやすい環境になってしまいます。

そのため、定期的に掃除をする必要がありますが、パナソニックやクリナップの商品は、比較的掃除が簡単と評判です。

このことからも、掃除の手間を省くことができる商品を優先的に検討する人もいます。

一方、保温性や省エネといった機能性は、どのユニットバスにも一定のレベルを備えているため、TOTOやタカラスタンダードのように、独自の技術を売りにしているメーカーもあります。

機能性とメンテナンス性のバランス、つまり、どちらを優先するかは悩ましいところですが、できるだけ掃除などに時間はかけたくないといたった家庭事情から、判断してもよいです。

ユニットバスの決め方ポイントはメーカーの特徴を掴み機能性やメンテナンス性を把握すること

グレードとコスト

1つの住宅設備メーカーに絞って検討したとしても、ユニットバスはグレードによって商品の特徴と価格が大きく異なります。

例えば、代表的な住宅設備メーカーであるリクシルの場合、「BW」、「アライズ」、「スパージュ」という種類ごとに、特徴や価格帯が差別化されています。

 

商品名

価格(税込)

特徴

BW

55万円~66万円

最も低いグレード。浴槽は断熱性能がなく、プラスチックの水栓やシャワーヘッドは省エネ未対応。

アライズ

77万円~110万円

売れ筋のミドルグレード。断熱性が高い浴槽は保温効果が高く、湧き増しをする頻度が減ることで省エネ効果が高い。
水栓やシャワーヘッドも節水効果があり、メタル調でおしゃれなデザイン。

スパージュ

165万円~250万円

最高級グレード。肩湯やジェットバスなど、高級ホテルのような体験が自宅で可能。
デザインも高級感溢れるテイスト。

上記のように、BWとスパージュでは最大200万円近くの価格差がありますが、その分機能面や空間のデザイン性も大きく違います。

このように、ユニットバスを検討する際には、各商品のグレードとコストのバランスを見据えることが重要です。

欲しい機能の共有

ユニットバスを選ぶ際に失敗しないコツとして、欲しい機能を家族で話し合い、必ず共有しておくことが重要です。

このような話し合いによって、本当に必要な機能をピックアップすることができるため、オーバースペックによる注文住宅全体のコストアップを避けられます。

さらに必要としている機能を、ハウスメーカーの担当者とも共有することで、ユニットバスのコストを正しく把握できることから、見積もりの精度が上がります。

要望の整理と共有は、オーバースペックによるコストアップを抑えることに役立ちます。

できれば水道料金なども予測するとより現実的です。

グレードによって水道の使用量が大きく変わることはありませんが、浴槽が従来より大きくなれば話しは別です。

千葉県の「水道事業基盤強化に係る千葉県基本計画」によると、千葉県は地形的・地理的要因から土地全体として水資源に恵まれていないと書かれています。

ゆえに、自治体ごとに水道料金は大きな違いが発生する可能性があることから、光熱費も含めたランニングコストにも、目を向けることをおすすめします。

中級グレードから考える

ユニットバスのグレード選択をする際には、中級グレードから検討をスタートするのが一般的です。

なぜなら、中級グレードは多くの人が要望する機能が標準装備されていることが多く、さらに価格とのバランスも取れているからです。

もしも足りない部分があれば、オプションでカバーする考え方もあります。

機能面だけでなく工事の観点からすると、中級グレードは売れ筋でもあるため、住宅設備メーカーも在庫に余裕を持たせています。

ゆえに納期で揉めにくい、工事内容も手慣れた職人が多いことから、現場サイドでのトラブルも少ないです。

また、引き渡し後の故障時の対応も、部品在庫がありますから、スピーディーに解決できるメリットがあります。

このような理由から、ユニットバスの商品を選ぶ際には中級グレードから検討することをおすすめします。

ユニットバスのグレードやコスト面から欲しい機能を共有し中級グレードから考えるのもポイント

適切な広さの探り方

ユニットバスを選ぶ際には、バスルーム自体の大きさをイメージできるようにしておく必要があります。

ところがユニットバスにおいては、業界特有の表現方法があり、縦横の寸法を4桁の数字で表すことがスタンダードです。

そのため、カタログを見ても「?」という記号だけが頭に浮かび、大きさをイメージできない人も少なくありません。

そこで、この章ではユニットバスの大きさの表現と、適性サイズについて解説します。

独特なサイズ表記

ユニットバスのサイズは、具体例として「1618」という表記方法で示され、解釈としては1.6m×1.8mの広さを意味します。

また、前述の表記以外にも「坪」で表されることもあり、坪と4桁の数字は次のように変換することができます。

  • 0.75坪:「1216」「1217」「1317」
  • 1.0坪:「1616」「1717」
  • 1.25坪:「1618」「1620」
  • 1.5坪:「1624」「1818」

ここに挙げた4桁の数字については、千葉県の土地に建てる注文住宅など、一戸建て向けに用いられるサイズですが、すべての住宅設備メーカーが全て揃えているわけではありません。

あくまでも一般的な数字であるとお考え下さい。

ちなみに坪数は外壁を含み、4桁の数字は壁の内側からの測定値です。

どのサイズを選ぶべきか、ハウスメーカーの営業担当者または設計担当者に相談すると、スムーズに進みます。

最低限欲しい広さ

ユニットバスの最小サイズは0816であり、0.8m×1.6mのバスルームです。

このサイズは、一人暮らし用のマンションで導入されるサイズで、一般的な注文住宅では、選定される機会は少ないといえます。

2階建ての注文住宅で、小さなお風呂が2階にあると便利という意図があるなら、セカンドバスとして選択の余地はあります。

快適性や機能性を求めるのならば、やはり1坪の広さは欲しいところです。

1坪のユニットバスであれば、大抵、望まれる仕様が盛り込まれているため、コストとのバランスもよく、十分な満足度を得られます。

実物を見て広すぎると感じたら0.75坪、物足りないと感じれば1.25坪と、自由に検討できる点が注文住宅のメリットです。

補足ですが、例え0.75坪でもドアの対面に浴槽が配置してあれば、奥行きが詰まっているように見えて、より狭い印象を持ってしまうことがあります。

ゆえに、ドアの横に浴槽が配置してあると奥行きが広く感じられるため、ドアと浴槽の位置関係につても考えると良いです。

お風呂タイムを有意義なものにするために、間取り設計に取り掛かるまでは、じっくりと検討に時間をかけることをおすすめします。

ユニットバスの広さは表記を理解し最低限欲しい広さを検討する

まとめ

注文住宅を建てる際には、高機能なユニットバスを選ぶ人が多くなりますが、機能性やメンテナンス性は商品によって違いがあります。

また、商品のグレードによってはコストも絡んでくることから、単純比較が難しいことは確かです。

住宅設備メーカー独自の技術、売れ筋、サイズ、さらには内装のデザインなど、多種多様であるがゆえに、家族の意見を集約することが重要になります。

優先すべき条件は何かを、ハウスメーカーなどの建築業者とも情報を共有することで、適切なユニットバスを選択することができます。

千葉県の土地探し、およびユニットバスを含めた間取りの提案は、リブワークのe土地netにお任せください。

また、千葉県で新築一戸建て(注文住宅)を建築される方で、ユニットバス選びに迷っている方は、リブワークにぜひご相談ください。

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