全国の共働き夫婦や、子育て中の夫婦から、千葉県松戸市に熱い視線が集まってきています。
その理由は「共働き子育てしやすい街ランキング」の影響です。
常に上位にランキングされ、働きやすく、子育てしやすい街として、高い評価を得続けています。
なぜ、千葉県内において松戸市は評価が高いのか、注目や支持が集まっているのか、共働き子育て世帯にとって、情報を得たいはずです。
そこで今回は、千葉県松戸市の子育て支援策などを中心に、紹介することにします。
日経xwomanと日本経済新聞社は2015年以降、毎年「自治体の子育て支援制度に関する調査」を行っています。
その調査結果を元に、「共働き子育てしやすい街ランキング」を毎年の年末に発表することが定番です。
少しでも良い環境を求める共働き世帯や子育て中の家族から、非常に注目されるランキングとなっています。
2015年以降、毎年行われている「自治体の子育て支援制度に関する調査」をもとに発表される「共働き子育てしやすい街ランキング」の対象とする自治体については、以下のとおりです。
この条件を満たす自治体は、合計で180自治体となります。
2022年版のランキングは、この180自治体のうち、実際に回答が得られた165自治体を評価し、ランキング形式でまとめています。
評価に必要な質問項目や質問数は、毎年、その年の情勢などを鑑みて更新されるため、偏りがありません。
2022年は特に、「少子化対策に力を入れているか」という点を重視したランキングであることが、その証左です。
例えば、自治体独自の不妊治療助成や2人目以降の子育て支援などが、少子化対策に当たります。
また、認可保育所や学童保育などの「子育て関連施設」、女性のキャリア支援、市区役所の男性正規職員の育休取得率、移住する子育て世帯への支援策の内容も評価項目に含まれています。
少子化対策の観点から、2022年は評価項目数が45項目となり、100点満点による独自評価での結果です。
自治体の子育て支援制度に関する調査から導き出された、2022年版「共働き子育てしやすい街ランキング」上位の自治体がこちらです(カッコ内は得点)。
1位 東京都豊島区(83点)
2位 千葉県松戸市(81点)
3位 愛知県豊橋市(80点)
4位 東京都羽村市(79点)
5位 栃木県宇都宮市(78点)
6位タイ 奈良県奈良市(74点)
6位タイ 三重県四日市市(74点)
8位 東京都板橋区(73点)
9位タイ 東京都葛飾区(72点)
9位タイ 福岡県北九州市(72点)
9位タイ 大阪府堺市(72点)
同点もあるため、ベスト10ながら11の自治体がランクインとなっています。
千葉県松戸市は2019年のランキングから4年連続トップ2に入っており、2020年と2021年は2年連続1位を獲得しています。
共働き世帯や子育て世帯にとって住みやすい街という評価は、2017年から6年連続でトップ10入りということからも、信頼に値するものです。
松戸市は千葉県の北西部に位置しています。
西部を流れる江戸川を挟んで、東京都葛飾区、東京都江戸川区、埼玉県三郷市と隣り合っていることから、都心までは電車で約30分という好立地です。
そのため、東京への通勤率が37.3%となっており(2010年の国勢調査による)、東京都のベッドタウンとして人口も増加しています。
特に、人口については昭和35年ごろから急激に増加し、最近も世帯数は増えている状況が続いています。
今や人口は千葉県内で千葉市、船橋市に続いて3番目に多く、住みやすさを反映している状況です。
それでは、もう少し街の情報を詳しくお伝えします。
東京のベッドタウンであり、人口が増加傾向の松戸市ですが、「市の木・花・鳥」を制定し、人と生き物が共生できる街を目指しています。
松戸市の農産物に関しては、梨・矢切ネギ・あじさいねぎ・枝豆などが有名です。
特に梨は二十世紀梨の発祥の地であり「二十世紀公園」があり、生産量全国一位の鳥取県から送られた感謝の碑が設置されています。
東京都の近くにありながら、農産物も豊富という松戸市は、住むのには非常に魅力的な街と言えます。
前述したように、立地に非常に恵まれているため、都心部への通勤や通学にも好都合です。
子育てには学習環境だけでなく、自然と触れ合う機会も多くあるほうが、生活のバランスが取れます。
江戸川沿いはサイクリングや散策に適していますし、上葛飾橋付近ではレンゲやコスモスが、里見公園ではさくらが見られます。
日本の音風景100選に選ばれた、矢切の渡しも注目すべき場所です。
総合公園である「21世紀の森と広場」には、縄文時代の竪穴式住居を思わせる外観のトイレが2023年に新設されており、公園の環境整備も目を見張るものがあります。
さらに、この後に詳しく解説しますが、子育て支援策も非常に充実しています。
東京都内に職場があり、帰宅が遅くなっても安心して働ける世帯には良い環境です。
千葉県松戸市は子育て支援の施策が充実しており、妊娠・出産から中学生まで、多くの支援策の中から抜粋しての紹介することにします。
相談できる体制として、
が挙げられます。
親子すこやかセンターでは保健師・助産師・社会福祉士に相談可能で、子育てコーディネーターは松戸市の育児情報に詳しいのが特徴です。
任意予防接種の助成制度もあり、ロタウイルスやB型肝炎、おたふくかぜの予防接種の一部費用を補助してもらえます。
全国的にも問題となった待機児童の解消にも、非常に積極的であり、保育施設を充実した結果、2022年4月に国の基準で7年連続待機児童ゼロを達成しています。
小規模保育施設の拡充もすすめており、仕事と子育ての両立支援策として、各種の預かり制度も多岐にわたる充実ぶりです。
例えば幼稚園の時間外預かり保育、病児・病後児保育、小学生の放課後児童クラブや放課後KIDSルームなどについては、利用に際して助成を受けられる場合もあります。
その他にも英語教育や子ども食堂、児童館や子ども館といった活動も積極的に行われており、妊娠中から中学生や高校生になるまで支援があることも特徴です。
千葉県松戸市の住宅地の土地相場は、ここ5年間で徐々に上昇しています。
便利なJR松戸駅周辺、ファミリー層に人気の小金原エリア、閑静な住宅街の稔台(みのりだい)エリア、すべてに共通して上昇傾向です。
千葉県松戸市、JR松戸駅周辺の1平米あたりの価格(公示地価)は以下の通りとなっています。
平成31年の公示地価はそれぞれ233,000円、177,000円、144,000円ですから、少しずつ土地の価格は上昇傾向にあります。
次に小金原エリアの1平米あたりの価格(公示地価)です。
平成31年の公示価格は98,000円でした。
最後に稔台エリアの1平米あたりの価格(公示地価)は、
であり、平成31年は153,000円から上昇しています。
出典
標準地・基準値検索システム~国土交通省地価公示・都道府県地価調査~
共働き世帯や子育て世帯にとって住みやすい街であるという高い評価が、地価上昇の一つの要因となっています。
実際に販売中の土地平米相場を知りたい場合は、e土地netの「松戸市エリアの土地相場情報」をご覧ください。
千葉県松戸市は、「共働き子育てしやすい街ランキング」の上位にランクされる常連の街であることは、すでに述べてきたとおりです。
さまざまな支援策に魅力のある街ですが、転入や移住の際には、より十分な情報収集や準備が必要になります。
一般的に住みやすい街であっても、自分自身にとって住みやすいかどうかは別問題だからです。
引っ越してしまってから「こんなはずではなかった」とならないように、現地での生きた情報を得ることが求められます。
X(旧ツイッター)、あるいはインスタグラムなどのSNSでは、千葉県松戸市在住の方を検索して、投稿をチェックすることも有効です。
また、認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」での相談もおすすめと言えます。
全国の移住情報が集まっており、44都道府県1政令市の専属相談員が常時滞在していて、その地域の実情を聞くことができます。
対面とオンラインでの相談が可能なため、遠方でも移住相談が可能です。
参照
ふるさと回帰支援センター
千葉県松戸市が、共働き子育てしやすい街ランキングの上位に評価され続ける要因としては、
という点から、子育て世帯以外にも魅力的な街と言えます。
例えば、第二の人生は自然豊かで機能的な街に住んでみたいと考える世代にも、好印象な自治体ではないかという印象です。
千葉県松戸市だけでなく、千葉県内の土地探しはリブワークのe土地netにお任せください。
また、千葉県で新築一戸建て(注文住宅)を建築し、移住にふさわしい土地情報をお求めの方はリブワークにぜひご相談ください。