マイホームの検討にあたっては、どのような住宅を建築するかという外観(デザイン)、仕様、間取りなどにこだわりますが、それ以上にこだわりたいのが、どこに建てるかという土地選びです。
多くの人にとってマイホームを買うのは一生に一度だからこそ、
などと頭を悩ませることになります。
理想の条件をあげるほど、思った通りの土地はなかなか見つからないものです。
実際に土地を探し始めると、理想とする全ての条件に当てはまる土地はないことを実感します。
ところが、いつか理想の土地が出てくるのではないかと、毎週のように情報を収集し、さらに希望する土地を散策しても出てこないのが一般的です。
それを改善するポイントとしては、数多い理想とする要素を、
に分けて、最適な土地を見定めることになります。
そこで今回は、土地を選ぶ時に重視すべき項目として5つを提案します。
土地の選び方については、理想的なのは、
ことを、それぞれ理解してバランスを取ることです。
具体的には、自分の理想とする条件に見合う物件を数多くの候補から絞り込むのは自らできることですが、土地の状況を知るためにはプロの目が必要になります。
ネット上には土地の見分け方などの情報が、たくさん公開されていますが、プロと購入者側では見る視点も異なるため、バランス感覚が重要なのです。
まず多くの情報がもらえる点が第一です。
インターネットで公開されている情報だけでなく、現地の様子から資金面に関する相談まで対応できるワンストップでのサービス提供が強みと言えます。
ただし、ひとつの不動産業者だけだと情報量に限界があるため、別の土地を紹介してほしいという場合に備えて、複数の不動産業者と話をしておくことで、幅広く土地を探すことができます。
自ら動く場合は、e土地netをはじめとした物件情報サイトで、常にアンテナを張っておくことが重要です。
毎日のように新しい物件が登録されているので、e土地netをブックマーク、あるいは会員登録をして非公開物件にアクセスすることをおすすめします。
稀に街角の不動産業者では、ポータルサイトに土地情報を公開せず、来店して初めて目にすることが可能な物件もあり、無視できないことがありますので、フラッと立ち寄ることも土地選びのコツのひとつです。
注文住宅の場合は土地選びと合わせて、どのような建物を建てるのか、両方を決める必要があります。
土地から先に見つけた場合、サイズに合わせた住宅の設計が必要になりますが、逆のパターンとして先に希望の住宅が決まっている場合は、さらに時間がかかるケースが多いです。
自分たちの理想の条件に加えて希望する住宅を建てることができるのか、土地の大きさはもちろんのこと、法律の基準(建築基準法による建ぺい率など)についてもクリアするか、確認も必要になります。
国土交通省の令和3年度住宅市場動向調査では、新築世帯の敷地の取得時期については、1年前が56.0%におよびます。
出典:令和3年度 住宅市場動向調査 報告書 - 国土交通省 (p60)
ゆえに注文住宅は長期戦、少なくとも1年というスパンを想定して計画を立てることは、決して珍しいことではないということです。
土地選びの条件について、優先順位が付けられない方に向けて、e土地netが推奨する5つの項目について紹介します。
あくまでも絶対的なものではなく、参考としてご覧いただければ幸いです。
前提としては、小さなお子さんがいるファミリーを想定していますので、世帯の家族構成に合わせて条件など変えて、検討材料にしてみてください。
マイホームの周辺は緑豊かで、子どもたちが目一杯遊べる公園があるというだけで、生活スタイルは大きく変わります。
また住宅地であれば、自宅に日が当たりづらい場合は年中ジメジメしていたり、日中も寒かったりと生活に大きな影響を与えます。
ゆえに、
などは確認要素です。
現在は住宅地であっても緑を残すのがトレンドになっていますし、大きな自然公園などは基本的に郊外に所在します。
しかし、郊外であるほど周辺施設へのアクセスは不便になりやすいので、利用頻度も想定すると良いです。
子どもがいる世帯なら、教育関連施設はチェックしておきたいものです。
つい現在の生活環境を優先してしまいがちですが、進路は不透明とは言え、少し先の未来まで想定しておくことがおすすめです。
生活関連施設の充実度、あるいは利便性は生活にゆとりと安心をもたらします。
生活に密着した施設、利用頻度の高い施設は近隣にあるほうが、必然的に利便性は高まります。
コロナ禍によりテレワークやリモート授業が増えたとは言え、通勤通学に関する交通アクセスの利便性は無視できません。
公共交通機関を利用する場合は、主だった場所までの乗り換え、乗り継ぎ、運行時間なども注意しておきたいポイントです。
最後に自然災害リスクと治安です。
周辺環境の良し悪しは、災害リスクの少なさと安定した治安がカギとなります。
身の安全と治安に関するチェックポイントとしては、
などがあります。
地盤については改良が必要な場合、高ければ100万円近くかかるケースもありますので金銭的にもダメージが大きいです。
事前に、目当ての土地が過去にどのような用途で使用されていたかを、不動産業者に質問すると参考になる情報が得られます。
よくある話では、地名に「川」や「池」など水に関する名称が付いている場合は、開拓する前に水に関わりが強い土地であることが多いので、目安の1つとして見てください。
また、災害リスクについてはハザードマップを見ておきましょう。
契約時または契約前には、不動産業者から事前に土地についての懸念事項を説明されます。
ところが契約時に言われても困ることが多いことから、ある程度、ハザードマップでチェックしておくと良いです。
ここまで土地の選び方や優先すべきことについて、具体的に言及してきましたが、立地がよいと必然的に利便性や満足度は底上げされます。
土地の形状、道路との向き、インフラの整備状況や住宅のデザインも重要ではありますが、立地が生活の満足度に直結することは確かです。
住宅に関しては、将来的にリフォーム、リノベーション、建替えなど、家族構成やライフスタイルの変化に対応できますが、土地を含めた立地に関しては「選びなおし」が非常に難しいことは言うまでもありません。
優先順位はあくまでも将来的なライフスタイルに合わせて変化します。
参考までに5つ取り上げましたが、e土地netとしてのひとつの意見であり、絶対の正解ではありません。
例えば、仕事においては、コロナ禍をきっかけにテレワークを中心とする働き方が普及しています。
勤務先や業種によっては、コロナ禍が改善したとしても、働き方改革の一環でテレワークを継続するとした場合は、通勤時間はあまり考えなくても良い項目になるわけです。
実際に、テレワーク専用の部屋を組み入れる間取りも増えていますし、通勤時間を新たなチャレンジやスキルアップに費やすことも可能になることから、また違った満足感が得られます。
しかし、テレワークだから立地はどうでもよい、という考え方は違います。
生活の一部を切り取って判断するのではなく、あくまでも総合的に判断した上で決断することが望まれます。
土地選びに悩んでいる方に向けて、5つの優先順位などについて、お話ししました。
簡単に今回お話しした内容をまとめます。
おさらいとして、e土地netがファミリー向けにあげた5つの優先条件を再掲します。
以上を参考に、ライフスタイルを明確にして、夢のマイホームをぜひ実現してください。
熊本県・福岡県・佐賀県・大分県・神奈川県・千葉県でライフスタイルに合わせた土地探しはリブワークのe土地netにお任せください。
また、熊本県・福岡県・佐賀県・大分県・神奈川県・千葉県で新築一戸建て(注文住宅)を建築される方で、立地のよい土地情報をお求めの方はリブワークにぜひご相談ください。